続・深夜食堂/大石 直紀 ~でてくる料理がおいしそうでおいしそうで。。。~
深夜食堂が面白かったので、続編もすかさず購入してみました。
前回と変わらず、料理と人情話を軸に。
今回のは、喪服を着て放浪する人、姉さん女房と結婚話、息子を忘れられない女性の3点。どれもスタートが喪服という共通点はありますが、そこからの話の広がりが面白い。
3話目で前作でてきたみちるさんがでてきて、結構貴重な役割を果たすというところでも、前作とのつながりが見えてきていいなと。みちるさんが怒っちゃうのも、前作の話を読めばよくわかりますし。こういうつながりが面白いなぁ。
最後のところで、お店の主人の行動がいいなと思う。
広大な墓地の中を、俺は歩いていく。
何度も訪れているから、迷うことはない。まっすぐにその人の墓の前に行き、水で清め、花を供え、手を合わせる。
「お久しぶりです。おやっさんが褒めてくれた豚汁、美味しいって言ってくれたお客さんがいました。これからも店を見守ってやってください」
目を閉じ、頭を垂れる。
故人の笑顔が浮かぶ。美味しい美味しいと言って豚汁を食べてくれた日の様子が、昨日のことのように思い出される。
これからも俺は、豚汁を作り続ける。人から美味しいといわれる度に、きっとおやっさんのことを思い出すだろう。
人は死んでも、誰かの胸の中でずっと生き続けるものなのさ。
お墓参りにいって、故人のことを思う。そして、その人のことを思い出し、その料理を作り続けようと気持ちを新たにする。
そうすることで、故人は人の心の中に生き続けるわけですから。
こういうことができる人がいればいいし、してもらえればなと。夢みたいな話になりますが。。。
巻末の料理のレシピがまたおいしそうな写真がついているのが殺人的。
特に、焼うどんがおいしそう。紅ショウガとおかかはいいですねぇ。。。たまに食べるとおいしくてついつい箸がのびてしまう。
続編でてきたら、また購入しようっと。
名古屋城 本丸御殿 ~個人的にはこちらのほうが天守閣より好き~
現在、復元中の本丸御殿。
スターウォーズ展を見に行った際に、そのまま見に行ってきました。
半年くらい前に見に言った記憶がありますが、久々に見に来るとやはりいい。
復元の状況は、第二期まで工事完了。平成30年に完成するようです。詳細は次のURLを参考です。
まずは外観をというところですが、撮影忘れ。
あと、天守閣の入り口付近にグッズ販売コーナーができてました。興味のある方はぜひ。
本丸御殿内に入ると、まずは第1期で復元された玄関・表書院になります。
復元された建物も見事ですが、ついついふすまの絵に興味が。虎をイメージした力強いの印象的です。
フラッシュを使わなければ撮影してもいいようなので、ついついスマホでパシャパシャと。
そして、こちらも。華やかな感じだけど、力強さを感じさせられます。
一方、第二期工事で復元された対面所。
ふすまの絵が一気に落ち着いたものになります。どこか威圧感というよりも落ち着かせるためという感じもしてしまいます。
風景画?的な感じがします。
名古屋城本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開は、いよいよ平成28年6月1日(水)から!:名古屋城公式ウェブサイト
上品なんだけど、落ち着いた感じ。身内だけが出入りできる場所という感じがします。
拡大するとこんな感じ。どこか人々の生活が見えてくる感じがします。
歩く通路もこんな感じです。
この本丸御殿、江戸時代の当時も使われた回数が少ないそうで。
実際使ったのは、秀忠、家光、家茂の3人。藩主すらも引き継ぎのときの巡覧のときのみ中に入れたそうで。普段のメンテナンスする人以外入れなかったそうです。
そう思うと、家光⇒家茂の間の200年はだれも寝泊りしていない。でも、管理は徹底している。うーん、どこかなくしてもいいかと思わなかったのかなぁ。。。
来年残りの1つができるそうなので、見に行くこととします。
そして、天守閣が入れるうちに入っておかないとなぁ。。。天守閣の木造復元の話もでてきていますから。
11月には立ち入り禁止か。。。その前に入っておいて、壊されていく姿もとっておかないとねぇ。。。通うことが増えそうです。
赤ヘル1975/重松 清 ~2016年に読んでおきたかった。。。~
読んでておもったのは2016年に読むとよかった本なのかなと。
思えば、昨年は広島の一年だった気がします。広島カープのセリーグ優勝、原爆の記念公園にオバマ大統領が訪問。
オバマ大統領訪問(5/27)の時は、ついついテレビを見ていた気がします。のんびりテレビを見て、そのあと食事へ。平日だったので、おそらく飲み会。仕事も早上がりをしてた気がする。
どこか不思議な感じのする報道でした。オバマ大統領をずっと追いかけていくテレビ。そのことが歴史的なことなのだなと感じさせられました。
昨年を振り返っても、仕方ないので本の感想を。
広島カープの初優勝につなげて、原爆に関することを書いていく。あと、ねずみ講か。
それが話の骨格。
ただ、それだけなんだけど、その中でいろんなことが起こっていく。
気になった点として、原爆という悲劇を繰り返してはならないというのは理解しているものの、それ以外の点、空襲の話とかはすでに忘れ去れている。そのことを苦しんでいる方々がいるよ、というのを忘れてはならないというのを伝えているのではと。
ただ、それだけのことを書くと、重すぎる。そこを広島カープの初優勝をうまくつなげることで、軽やかに話が進んでいく。
実際、当時の熱狂ぶりがわかるような書き方ですからね。そこが読んでてせめてもの救いでした。
あとは、原爆の絵というのを募集している話の中で、絵を描けない庄三さんが出てきますが、それは何かわかる気がしました。頭の中にあるのを形にしてしまうと、そのできたものをみると、どこか違うと感じてしまう。なかなか書くことができないということが。。。
当事者ではないのでわからないのですが、自分の経験を書いてみようと思いつき、文章にすると、どこか軽く感じてしまい、何度も書き直してしまう。そういう経験が自分にもありますが、結局お蔵入り。
そう思うと、ちぎり絵で形にした庄三さんはすごいなと。。。
このあと、1979年のカープの優勝のときに、ヤスやユキオ、マナブの3人がどのように感じていたのか?それも気になります。
特に、江夏の21球とかドラマすぎますから。。。
ひとり飯だと、大概コメダ珈琲店にいってしまう。
(この行を消してここに「ひとり飯」について書いてください)
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ひとり飯をするときって、大概一人旅を満喫しているときです。
自分の気の向くまま満喫するというか。。。
近所でひとり飯するところって、ラーメン屋か、マクドナルド、吉野家ですからね。あとは、コメダ珈琲店かな。
旅行先でもついついマクドナルドや吉野家に入ってしまうときがあるのが。。。もったいない。。。
コメダだとのんびりコーヒー飲みながら、本を読んでいることが多々。仕事帰りの貴重な1時間を使ったりしています。通勤経路上にはないので、個人的には使い勝手が悪いのですが、コメダ系列のおかげ庵がかなり好きです。セットで甘味がついて780円という値段がいい。
なにか小腹にいれたいなと思ったら、甘味セットを頼めばいいわけですから。コーヒーもほぼ同じメニューが選べますし。。。
それと、抹茶パフェ。
あとは、旅行等で食べたもの。
こちらもかなり気になります。
旅行といえば、駅弁。日光にいったときに食べたとりめし。
栄にいくとよく食べに行く、三和。
有名なところです。最近気づいたのですが、京都の伊勢丹地下にも入ってます。
ただ、これを食べるのは名古屋でいいかなぁと。。。
京都つながりで、駅そば。とり天そばでしたが、結構おいしい。
今年の春は18きっぷの旅をしてませんが、なんかもったいなかったかなぁ。。。
ここからは甘味処。
和菓子系がすきなので、ついつい食べてしまいます。
まずは五平餅。
お伊勢さんにいったときに食べた、赤福のぜんざい。
こう思うと、結構食べ物の写真を撮ってますね。。。
またどこかいったときに好きなものを食べながら旅に出ようかなぁ。。。
それと、のんびりコメダ珈琲にでもいこうかな。。。それ以外にもいいお店を見つけたいなぁ。。。
星の王子さま/サン=テグジュペリ ~人によって感じるところが変わる本なんですかね。。。~
読んだことのなかった名作。
2016/11/28のしくじり先生で、取り上げられていたので、あらすじは知っているのですが、本だとどういう感じなのか興味をもって購入。
しくじり先生の思惑におもいっきりはまってます。
しくじり先生を見た後読んでるから、深いなぁと思ってますが、おそらく予備知識なしでは読んでないし、そこまで深い読み方はしてないです。
あー、なるほどなぁと読んでおしまいだった気がします。
あとがきを読んで知ったこととして、挿絵はサン=テグジュペリ自身が書いたもののようです。いろんな会社から本がでてても、挿絵が一緒な理由はこういうところにあったわけですね。。。
星の王子様が旅した6つの星。そこで出会った人々がでてくるけども、それに対してよりも、お別れのときに星の王子様がいう言葉になるほどなと思う。
星の見え方がみんなことなっているというところ。実際、同じ現象に立ち会った時にどう思うか?それが人それぞれというのをうまく表しているなと。
それが次の言葉。
人間のひとりひとりって、星は同じ星じゃないんだよ。旅をする者にとっては、星は方角を教えてくれる。ほかの者にとっては、星なんて小さな光でしかない。また他の者、学者なんかにとっては、星というのは研究すべき問題になる。おれがあったビジネスマンにとっては、星は黄金だった。でもこうしたすべての星たちは黙ったまま。おまえはさ、だれもほかのやつらがもっていないかたちで星を持つことができるよ・・・・
同じものを見ていても、人はそれぞれ見え方が違う。
見方の方向性をそろえていくには、意見をぶつけ合って理解を深めていくしかないのでは?とも思えてきます。いろいろと考えていくことが大事なのでは?と。
Googleで検索して、他の方々の感想を見ると、自分とは異なる感想を書かれている方も多いので、同じ本を読んでも感じるものが違う。もしかしたら、1年後とか立つと感じるところも変わっていくのでしょう。そう思うと、時間がたつということは人が変わっていくということなのかもしれません。
時期を見て、読むことで気づくところが変わっていきそうです。
そういえば、過去に「人間の土地」を読んだ記憶があるのですが、どういう話か忘れてしまっているので、本を探し出してもう一度読んでもみようかと思います。
その前に、たくさんたまった本を読み終わらせておかないと。。。
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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ロマンシングサガ2 ~名作だったよなぁと思って感想ですかね。~
年末にPlasyStation Storeで、VITA版ロマサガ2が安くなっていたので、ふらふらと吸い込まれるように購入。
ダウンロードのみなので、店頭で探しても見当たらないので注意です。
今回のは、追加要素があり、非常にやりやすくなりました。むしろ、難易度が下がってしまっているかも。
強くてニューゲームのおかげで、皇帝を殺しまくるゲームって印象が薄まりました。
追加要素について気になる方は、次のURL参照です。
URL先は音がなりますので、注意ください。
強くてニューゲームと、追加の武器、職業がやってて面白かった。
冥術が意外に面白く、これうまくやると面白いなと。シャドウサーバントは金剛盾で攻撃を防ぎつつ使うと、火力がだいぶあがるので使いようによっては面白いかなと。
こんな使い方があるのか。。。と思いつつも、手順等を考えると、使いづらいですね。。。攻撃されると解除されてしまいますし。
あと、追加ボスのとある術防止は初見殺しだろと思うくらい。。。あれはリヴァイヴとソードバリアを用意しとかないと勝てないわ。。。
1周目は極力攻略サイトを見ずに、2周目はがんがんに見て、ようやくクリア。
やってて面白いのは、ひらめきの瞬間。
ぴこーんとひらめくのが楽しい。そして、微妙な技をひらめいてへこむという。。。
これがラスボス倒したときの写真。
最終皇帝のときの写真は撮り忘れです。。。
トロフィーの関係で、コッペリア皇帝も。
苦節3か月ようやくプラチナトロフィーを入手。
2017年 1Qの振り返り ~思えばいろいろあったなぁ。。。~
未投稿分がかなりありますが、2017年1Qを振り返ってみます。
読んだ本:56冊
旅行:2回
駅歩き:4回
といったところです。
2月、3月に本業が忙しくなり、ちょっと更新が滞りそうになることがありましたが、なんとか継続できています。運がよかった。。。
ネタが途切れて、事前投稿ができなかったら、確実に止まってました。
ということで、旅行の振り返りは、特にネタがないので、本の振り返りをします。
56冊の中で、読んで面白かった本ベスト5を発表。
と書いてて、1月の振り返りを投稿してたので、その分は除外します。
同じのを投稿しても意味ないですし。。。
5位 エロティック日本史 古代から昭和まで、ふしだらな35話 下川 耿史
日本という国を、世俗史的な観点から書いてある本。読んでみると、結構雑学的なところも多く非常に面白い。ただ、使うタイミングを間違えるとメチャクチャ怒られそうなのがたまにキズ。
盆踊りの位置づけとか読んでて面白いなぁと思いました。
4位 あの日 小保方 晴子
STAP細胞の騒動が一体なんだったのか?というのを考えさせられる本。真実は闇の中という感じになっていますが。。。ただ、これからの研究でどういう顛末になっていくのか?注視していきたいです。
3位 はじめての人のための3000円投資生活 横山光昭
3000円でいいから、少しづつでいいから投資をしようと思った本。実際は多少はしていますが、もう少し知恵を使ってやったほうがいいのかなと。
お金の勉強は大事だなと思わせてくれます。たった3000円、されど気づけば大きな金額になるというのが見える。やはり継続は力なりか。。。
2位 超高速! 参勤交代 土橋 章宏
なんで早く読んでなかったのか?と悔しい思いをした本。それくらい面白い。無理難題をどう克服していくか?この観点を見るだけでも面白い。それに、登場人物が一癖二癖あっていいなと。田口・白鳥ペアの本やリターンズと悩んだけど、こっちのほうが上ということです。やっぱり最初のインパクトが大きいです。
1位 地名に隠された「南海津波」 谷川 彰英
地名が過去にあったことを雄弁に物語っている。そのことがわかるだけでぞっとさせられます。ついつい自分の住んでいるところや通勤場所のことについて調べてしまいましたから。
どんどん風化されていく可能性がある3.11。このことをつないでいかないと、いざ東南海地震がきたときにどう対処していくのか?あぶないのはどこか?ということを知らないといけないわけですし。
そう思うと、ハザードマップはもちろんのこと、地名に隠された危ない場所を事前に知っておくことが大事なのかな?とも。その前に備蓄や逃げることを想定したことをやっておかないといけないんでしょう。
以上が、2017年1Qの書籍の振り返りでした。こう思うと、いろいろと本を読んでいたのだなと思わされます。
こういう振り返りをしておけば、2017年の年末によかった本ベスト10くらいできそうかなぁ。。。