新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます/鈴木 おさむ ~アイデアマンになるには簡単な道はないということか。。。~
新企画と銘を打っており、なかなか興味深く、見てみたい企画が多数記載されています。
むしろ、その企画を載せながら、その背景の考え方を導き出している感じがします。なかなかできることではないです。手の内をさらけ出すという覚悟はすごいなと。手の内を見せるということは、その先のビジョンをすでに描き、もっと面白いものが見えている。問題がないんでしょうねぇ。
他人に手の内を見せるっていうのは、なかなかできない。怖いですから。手の内を見せるとなると、もうその業界に興味がなく、新しいところへ打って出る覚悟をしているか、もっと面白いことを考えているか。。。
とはいえ、なかなかできることではない。
企画とコメントの中で興味深いフレーズが何個か。
- 自分自身が熱狂できるかどうかを軽視しない。
- 同じ感覚を持つ人は一緒に仕事するのがしんどくても大切
自分自身が突っ走れることに対して、Go!Go!と言ってくれる人がなかなかいない。その中で一緒に戦う同志がいるなら、大切にしないと。仮に方向性がずれていても、お互いきちんと物事を向き合って考えをぶつけあっているわけですから、敵に回れば難敵になりますが、一度味方になるとものすごい応援してくれる。
感覚が近い人はなかなか見つからないからなぁ。。。
あとは、たくさん本を読んだりしていることを肯定してくれる一言。
自分の脳をいい検索エンジンにするには、やはり情報を入れなきゃいけないし、ある程度いろんな情報が入らないと、検索ワードを1つ入れても何も出てこない。
~中略~
たくさん本を読んで、中に取り組むことで、必要な時にすぐ検索できる。そうなると、アイデアがどんどん出てきそうな感じになりそうです。
多読ではないけど、映画とかいろんなものを情報を仕入れて、それを吐き出すという形で自分の中で消化をしていくことが大切なんでしょうねぇ。
アイデアを豊富にするのには、なかなか道が険しいと思わされました。日々の努力ですね。。。
新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます (幻冬舎単行本)
- 作者: 鈴木おさむ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済/上念 司 ~知らないことばかり。。。~
経済状況は、マスコミ報道から仕入れることが多いのが実情ですが、そのやり方に正しいのか?というのを投げかける本。
マスコミを通した二次情報ではなく、財務省等が出す一次情報を自ら調べて、それをもとに判断する。つまり、メディアリテラシーの力を上げる必要がある。
報道というのは、いいように切り取って報道することで、情報をある程度コントロールできる。そういうことを踏まえて考えていくと、報道されていることは本当なのだろうか?と疑心暗鬼になってしまう。
情報は切り取り方次第で、どちらにも都合のいいように情報を加工することができる。そういう意味では、情報の全体像を捉えるということが大切なのではと。そして、その情報を加工した理由を分析する。
それができないのなら、どこか割り切って、マスコミ報道を信じるところがあるのかもしれませんが、違和感を感じたら、きちんと一次資料にあたるというのを実施したほうがいいのかもしれません。なかなかできることではないけれども、こういう技能が求められている時代なのかもしれません。
Q&A形式で書かれているので、非常にわかりやすい。同じ話が何度か出てきますが、そこは理解を深める意味でいいのでは?とも思ってます。
なるほどなと思ったのは、次のこと。
- 「国の貸借対照表」は、毎年公表。ただし、2年遅れの情報。
平成27年の3月31日現在、日本の資産総額は679兆円、負債総額は1171兆円と書いてあります。すると、純粋な意味での国の債務は約492兆円です。もうこの段階で、新聞報道等で印象操作されている金額の半分以下です。
報道でよく流れるのは、貸借対照表の負債部分。実際は資産部分もあるわけですから、実際どういう状況かをきちんと理解する必要があるということ。
さらに、そこに日銀の資産分がありますから、負債はもう少し減る。そう思うと、実際に増税とかっているのかな?とも思えます。
むしろ、増税をすることで景気を上向かせないようにして、バブルを二度と起きないように仕向けているような感すらあります。
うーん、そういう目線で見たことがなかった。。。
ちょっとマスコミ報道について疑いをもちつつ、情報をみるということが大切かなぁ。。。
植物図鑑/有川 浩 ~ありえんと思ってつっこみながら読んでしまった。。。~
ありえない状況からのスタート。
そして、最後もありえない感じ。
始まりも終わりもありえないと感じたんだから、それはファンタジーとしてありってことでいいのかなと思ってしまった。
それまでは、うーん、これどうかなぁと思いつつも、どんどん先へ進み始めている二人(さやかといつき)を応援するつもりで読みつつも、いつきの謎が気になってしようがない。そんな感じであっという間に読み終わり。
空白期間のエピソードも最後のほうに入っているしで、脳内補間がされてわかりやすくてよかったです。
いやぁ、面白い。
映画化もされるわけだわと思います。二人で狩りに行って、獲物を料理する(料る)のは、どう考えても、モンハン。狩りは狩りでも、植物ですが。。。
そういうのを思いつつも、読んでて気になったのは、草花のこと。名前だけでてきても、何がなんだかよくわからないので、ネットで調べながら読み進めてました。そうすることで、草花のことについて少し詳しくなるし、ヘクソカズラがいったいどういものかついついネットで調べてしまいましたから。
ヘクソカズラ、地元で見た記憶が。。。いまのところではあまり見かけないのは、コンクリートやアスファルトが多いからであって、地元は田んぼはあるわでなるほどなと。
あとは、春の定番である「ふきのとう」が苦いということを書かれているのをみて、そこまで苦かったかなぁと自分の舌の記憶とすり合わせ。
苦いんだけど、ビールとあうよなぁというのが素直な感想です。
あー、居酒屋いってビール飲みたい。。。
作中に馬路村のゆずポン酢がでてきたりするのを見ると、有川さんは地元愛がすごいなと思います。そういや、最近気にしてなかったけど、有川さんとカツオ人間のコラボは面白いよなぁと。。。
大人の流儀/伊集院 静 ~誰のために働くのかなぁ。。。~
通勤中にちまちまと読んでいた本。
少し説教くさい感じがするので、少し読んでは他の本へ。というのを繰り返して、ようやく読み終わり。読んでて思うのは、こういう話は酒の席で上司からよく聞かされる話なので、耳にタコができるような気がしてしまいます。
あまり読むのが進まない中で、ついつい読んでしまうところが1つ。
1997年から2004年までマガジンで連載されていた「哲也」のモデルですから。この話は昔マガジンで哲也を読んで、アカギやカイジに入っていったものにとっては、興味深いところでした。こういう有名な方どうしの交流というのは読んでて面白いなぁと思うところが多々。
そして、最初のほうで、ついつい目先のことばかり考えてしまいますが、その目線の持っていき方にがつんと殴られたような感じがしたのがこのこと。
投資のときの企業選びもそうですが、自分が働いているところがどういうところなのか?そして、一緒に働いている後輩たちがどう思っているのか?というのを考えるとちょっと怖い感じもしてしまいます。
ただ金を儲けるだけが目的なら企業とは呼べない。企業の素晴らしい点はそこで働く人々の人生も背負っていることだ。当然人々には家族があり、そこには未来がかがやいている。それらのものをすべてかかえ、なおかつ企業は社会をゆたかにし、人々に何らかの貢献をしていなくてはならない。若い人たちは給与で企業を判断するが、己の半生を預け、そこで懸命に働くことが人間形成につながるかということこそが肝心なのだ。
働くことで、成長していく。そういうのを実感できるような仕事をしていきたいものですし、後輩たちにはそういう仕事をしていってほしいものです。
そういう仕事って、働いている人の気持ち次第なところがありますからねぇ。。。何事にも興味をもつことが大切なんだと思うんですよね。。。
自分の殻に閉じこもって、自分だけの価値観だけを大事にして、他人に貢献するという目線をなくすと厳しいという気がしています。
空飛ぶ広報室 /有川 浩 ~人生ってときに残酷なことがおきますよねぇ。。。~
空自の広報部を舞台とした物語。
一度ドラマ化されているようです。
読んでて思うのは、広報部って大変だなというのと、空自という特殊な環境で広報するときに考えないといけないことが多いということ。
それと、空自の転職というか異動の多さですかね。
異動が多いということを言いかえれば、仕組み上は仕事を人につけないようにして、変わりが常にいるようにしているということ。そういう仕組みづくりは面白いなと思います。
最後のところの3.11時の松島の話は、いろいろと考えさせられます。あとがきのところで、いろいろと取材されての話のようですから。
救援物資が届いて、自分たちが被災していても、救援物資を横流しをせずに、被災者にまわしていった。そして、自分たちは、自衛官の仲間からいただいたもので回していた。
こういうのを見ると、自衛官って練度が高いのと、国民を守るためという意識をきちんと持たれているのだなと。ただ、次の言葉は本当のことなんだろうなと。
有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人ってすくわれるでしょう?だから僕たちは被災者を支援しながら、自分自身を救ってもいるんです
それと、もう一つ。
P免(パイロットをおろされた)になった空井が、稲葉に対して言った言葉が非常に心に残ってます。
あの・・・記者という職を失ったんじゃなくて、ディレクターという職を新たに得たって考え方はどうでしょうか
~中略~
僕も似てるっちゃ似てるんで他人事と思えなくて。でも、自分はパイロットじゃない、自分はパイロットじゃないって思ってるよりも、これから広報官になれるんだって思った方がいいなって。だって、パイロットの頃ばっかり振り返ってたら、僕の人生って三十手前にしてもう余生じゃないですか
自分自身、会社に入った際に、希望していた部署に入れず、ある意味自暴自棄的なときもありました。そして、その経緯もひょんなことから知ってしまって、なおさらです。
ただ、それでも働き続けているといろいろとわかっていくこともありますし、自分の得意分野が広がっていくのを感じると、非常に楽しいものがあります。結局、過ぎたこと、どうしようもないことを悔やむよりも、現実を受け入れて前を向いて進む。そのことが大切なのかなと。
いろいろと思うところはありますけど、今振り返ると、現状でもいいのかもと思っています。行きたかった部署では味わえないような経験を積めましたし、その分野でそれなりの知恵も身に付けることができた。そう思うと、吹っ切れています。
現在は、ひょんなことから行きたかったはずの部署と絡むことが増えてきてますから、人生ってわからないものだなと思ってます。
賢者の書で書いてあった、人生に無駄なピースはないというのをちょっと感じたり。
こういう前向きになるのってなかなか難しいことですが、時間が解決してくれたような感じがしてます。
4月の読書のまとめ ~感想のストックがたまっていってるのか。。。~
4/30となったので、4月の読書の振り返りです。
実際に読んだ本は、22冊。
投稿した読書:12冊。
ちょっと投稿したのとずれるところもありますが、感想を投稿したモノの中でよかったと思う本を3冊ピックアップ。
感想を書くペースより、読むペースのほうが早いのか。。。うーん、いいことだとは思うけど。。。
1位 賢者の書/喜多川 泰
読んでて、いろいろと考えさせられ、自分の辛い現状を受け入れて一歩前にでようと背中を押してくれる本。この本自体、自己啓発的なところも多々あるので、人によっては嫌うところもあるかもしれませんが。。。
ただ、自分にとっては、非常に勇気づけられた本になります。現状を打破したいという状況にもがきながら、そのギャップに苦しんでいるのを肯定された感じがして。時を置いて、もう一度ゆっくり読んでみようと思っています。そのときは別のことを感じるんだろうなぁ。
2位 星の王子さま/サン=テグジュペリ
もともと興味はなかったのですが、しくじり先生を見て、いったいどういうものなのか?というのに興味がわいたので購入して読んでみた本。期待以上の内容でびっくりした。物事ってのはどう見るか?というので感じ方が人それぞれ違う。そのことを考えさせられます。この本もまた時を置いて読み直したいなとすら思える本。
3位 学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇/池上 彰
歴史、特に現代史がどれだけ現状の世界情勢に影響を与えているのか?を理解させてくれる本。こういう本て結構貴重だと思ってます。
世界情勢がいまいちわからないなら、とりあえずこの本を読んでから一度頭をまとめてみては?と思ってしまうくらい、わかりやすく書かれています。東西冷戦後20年以上たっても、その影響から抜け出せない。意外とそんなものなのかなとも。。。。
以上、3冊でした。
思いのほか小説系が少ない気がしてますが。。。あと、金融関係も少ない。自己啓発系とかが多いのはなんでだろうなぁ。。。
とはいえ、4月の一番のトピックは、放送大学の面接授業を受けたことですかね。結構知りたいところだったので、かなりの勉強になった気がします。あとはうまく仕事とかで活かして、血肉にしていかないと。。。
あと、旅行は、桜を見に行った2回だけか。。。思ったより行ってないんだなぁ。。。
GWだ!どこにいこうか悩む。。。
今年のGWどこにいきましょうねぇ。
昨年は、いろいろと行ってます。
そういや、一昨年は、新潟⇒福島⇒関東と100名城巡りしてました。
ということで、今年はどこに行こう。。。現状頭をよぎっているのは、次の3つ。
- 100名城巡り北陸編
- とことこと散歩(名古屋市営地下鉄の上歩き)
- 北陸その2 若狭へ。
あと可能なら、青空フリーパスとかを駆使してうろちょろする日を設けたいです。
そこいらは事情・状況次第です。用事もあるから、近場での行動というのが増えるかなぁ。。。でも、関西方面にはいきたいんですよね。。。
近鉄フリーパスを有効活用するなら、どこかで有休とっていくほうがいいのかもなぁと考えてたりします。
ということで、今年のGWの計画はまだ未定。おいおい旅行先のは載せていくつもりです。
あー、放送大学の勉強をまとめて一気にやっておかないと。。。宿題も含めて。それをしておかないと、あとでつらい目に合うのも見えてるし。。。うーん、悩ましい。。。