Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

歴史

織田信長の家臣団―派閥と人間関係/和田 裕弘 ~人間関係って昔から変わらない大事なもの~

飲み会の待ち時間に、本屋でうろちょろしているときに見つけて面白そうだと思い、手に取った本。 新書でも、こういう観点の本てなかなかないなと思ってです。 読んでの感想は、面白いというより、織田信長の家臣団にはこういう背景があったのかと思わせてく…

ローマ人の物語7 勝者の混迷[下]/塩野七生 ~大きくなりすぎたがゆえに、自らかわっていかざるをえないのかなぁ~

ローマの100年におよぶ内乱の一世紀がようやく終息。 その中で、燦然と輝くのがスッラ。 ルキウス・コルネリウス・スッラ - Wikipedia スッラ体制とよばれる独裁政権を樹立し、ローマの権力を集中させるまでに至る。共和制の守護者のようにふるまっているも…

ローマ人の物語6 勝者の混迷[上]/塩野七生 ~危機を乗り越えた後にくる新たな内からの危機~

ハンニバルの危機を乗り越えたローマにきた新たな危機。 それは、内部の不満からくる内乱。 これがほぼ100年、1世紀続いたわけですから、たまらない。。。 内乱の一世紀 - Wikipedia この中でもいままでの味方と思ってたところが、ローマ市民権をもらいたく…

私本太平記/吉川英治 ~室町幕府の立ち上がりが日本の歴史に大きく影響を与えているのだなと。~

13話という長い太平記を読んで、思うことをつらつらと。 太平記は非常に重要な物語なのだなということが感想。 南北朝の時代を作ったのはさておき、その正当性の観点から後の水戸学につながり、尊王攘夷へとつながり、江戸幕府の倒幕へ。さらには、皇国史観…

私本太平記 黒白帖/吉川英治 ~あれ?楠木正成ってここまで保守的?~

長かった私本太平記がこれをもっておしまい。 まとめを書こうかと思っているので、もう一回書きますが。。。 湊川の戦いに勝った足利尊氏。 これで、天下泰平。我が世を謳歌するかと思いきや、一族の内紛や弟直義との争い、さらには南朝側の北畠顕家、楠木正…

私本太平記 湊川帖/吉川英治 ~楠木正成の戦い方が寂しすぎる。。。~

足利尊氏vs新田義貞・楠木正成の最終ラウンドである湊川の戦い。 湊川の戦い - Wikipedia 太平記のクライマックスは、すべてここに集約されているといっても過言でないくらい読んでて面白い。 新田義貞を批判し、河内へこもっていた楠木正成が呼び戻され、新…

私本太平記 筑紫帖/吉川英治 ~薄氷の中すすんでいくようでいて、蒔いておいた種が育っていくのがわかる。。。~

九州開きのために、福岡についた足利一族。 時間稼ぎのために、赤松氏や佐々木氏を残しての九州開き。 兵の数も少なく、対応しきれないような感じもするのですが、それ以上に建武の新政時に六波羅でいろいろと種を蒔いておいたものを収穫していくかのうよう…

私本太平記 風花帖/吉川英治 ~流れにのると、一気に味方が増えるというのが面白い~

恩賞人事の不満がある中でおきた中先代の乱。 中先代の乱 - Wikipedia 鎌倉幕府の残党対当時の鎌倉将軍府の戦い。鎌倉将軍府の執権の足利直義がおされて、鎌倉を一時的に残党が制圧。 それを見た足利尊氏が助けにいこうと何度も後醍醐天皇に上奏するが、認め…

私本太平記 建武らくがき帖/吉川英治 ~恩賞の人事って非常に大事なのね。。。~

一気に読み進めている私本太平記。 長いので、いつ終わるんだろう?どこで終わるんだろう?と思いつつ、読み進めています。 初めて読むのですが、面白い。 いろんな人が有象無象と動き回り、各々の想いで動き続けていく。 いままで一丸となって、打倒鎌倉幕…

私本太平記 新田帖/吉川英治 ~鎌倉幕府も落ちるのか。。。~

新田義貞の挙兵。 そして、足利高氏の挙兵。さらには、楠木正成の奮闘。 この3つが有機的に連鎖するかのごとく、一気に鎌倉幕府を滅ぼしてしまった感じがします。 その中で、足利高氏の行動を見ていると、六波羅の攻めは以前から攻めてた赤松円心に気をつか…

私本太平記 千早帖/吉川英治 ~ついに足利高氏が立つ。~

足利高氏がついに立つ。 後醍醐天皇の隠岐の島からの大脱出、千早での楠木正成の奮戦で、業を煮やした鎌倉幕府が4番手で突っ込ませたのが、足利高氏。 ただ、鎌倉に出るまでで一悶着。 幕府のためにいくのに、子供と妻を人質に取られてしまう。藤夜叉との子…

私本太平記 八荒帖/吉川英治 ~隠岐の島から脱出か。。。~

隠岐に流された後醍醐天皇の大脱出劇。 その中に、女の争いがあったり、宮方の潜伏があったりとかなり盛りだくさん。 そのなかで一番すごいのは、脱出中の出来事ですかね。後醍醐天皇が乗船した脱出船が幕府方の船に追いかけられている中、小競り合いがおき…

私本太平記 世の辻の帖/吉川英治 ~こんな面白い物語を読んでなかったとは。。。~

人々の様々な思いが錯綜しながら、後醍醐天皇の隠岐流しが決行される。 この後醍醐天皇を隠岐へつれいてくのをまかされたのが、佐々木道誉。機転のきいた策略で、うまく宮方の作戦を煙に巻いていく。 ただ、佐々木道誉の行動が宮方のようにも見えるし、幕府…

私本太平記 みなかみ帖/吉川英治 ~あれ?楠木正成ってここまで保守的?~

ようやく楠木正成がでてきた。 なんというか、日野俊基が逃げ回るのを手助けした人の身内が、楠木正成の妹とかね。。。 六波羅の手を逃れさすために、いろいろと手を打って。。。というところが非常にいい。 非常に優しい人なんだなと。 どうも、楠木正成の…

私本太平記 婆娑羅帖/吉川英治 ~思いのほか、足利尊氏の話にならない。。。~

この帖は、ほとんど正中の変に関して。 正中の変 - Wikipedia 後の史家が、よんで、”正中の変”となす、南北朝大乱の最初の火の手は、ついにこの朝、ここに揚った。 ものすごく大事なきっかけだし、ここから鎌倉幕府の倒幕、建武の新政へとつながっていく非常…

私本太平記 あしかが帖/吉川英治 ~気にはなってたけど、読んだことがなかった本~

青空文庫のおかげで、吉川英治さんの作品が無料で読めます。 作者没後50年で著作権の権利がなくなるとのことで、この珠玉の作品群が無料に。 電子書籍に手を出さなかったらきっと気づかずに書籍を古本で買い集めてたんだろうなと思います。 こういう青空文庫…

村上海賊の娘(四)/和田竜 ~海戦がはじまると、一気に面白くなって読み終わってしまった~

村上海賊の娘の最終巻。 ほとんど中身は木津川の合戦です。 村上海賊側が機能的に織田側を追い詰めていくのが見えてきます。その中で、景親の覚醒や七五三兵衛の活躍とかが描かれており、圧倒的な村上水軍の活躍の中で、七五三兵衛の孤軍奮闘ぶりがわかる感…

村上海賊の娘(三)/和田竜 ~家を守るという想いで、裏切りの多い時代だったんだなぁと思わされます~

村上海賊の娘の3巻。 巻末まで読んで、ようやくここまできて初めて、木津川の合戦(海戦)が始まる。長かった。ここまでが長い助走であって、ここから一気にクライマックスに向けて突き進むんだろうというのが感想。 言い方は悪いけど、鈴木孫市はかわいそう…

おれは権現/司馬遼太郎 ~名前だけ知っている武将の話とかサイドストーリー的で面白い~

司馬遼太郎の短編集。 もともとかかれたのが、35年くらい前ですが、そんなの関係ないくらい面白い。移動の電車の中でもくもくと読む勧めてしまいました。 以前読んだ、ビブリアで司馬遼太郎の話がでてきたので、ついつい気になって手に取ってみました。 福島…

ローマ人の物語5 ハンニバル戦記[下]/塩野七生 ~スキピオの反抗も見どころだけど、上り詰めた人の転落への道も面白い~

前巻は、ハンニバルの猛威がすごかったですが、本巻はスキピオの反抗がすごい。 ハンニバルがしてきたことをカルタゴ舞台にやり返し、最終的にはハンニバルをカルタゴへ戻させて、ザマの戦いでハンニバルを破るという離れ業までやりとげてしまう。 スキピオ…

ローマ人の物語4 ハンニバル戦記[中]/塩野七生 ~ハンニバルの猛威っぷりがすごい。~

ローマ史上の最大の危機ともいわれるハンニバル。 ハンニバル - Wikipedia ラテン語の格言の「ハンニバルが戸口にいる」と子供を躾けるときに使う言葉だそうです。 それくらい、ハンニバルはローマへ恐怖を植え付けたといっても過言ではない存在。 このハン…

中東複合危機から第三次世界大戦へ/山内昌之 ~中東の情勢はいまいち理解できない。。。~

中東情勢が世界に大きな影響を与えている。でも、その関係が複雑すぎて、どういう関係性があるのか?どういうことが起こると最悪な情勢が生まれるのか?というのがわからず、不安感だけが漂います。 ISも一時期の勢いがなくなったとはいえ、いまだに制圧され…

村上海賊の娘(二)/和田竜 ~いきおいが非常にすごい。雑賀党の凄みが伝わる第二巻~

前回に投稿してから1ヶ月経ちましたが、すでに読み終わってたのに感想を放置してました。 なので、ちまちまと読み直しながら、感想を書いてます。 matypoyo.hatenablog.com 大坂についた景がもてる。もてる。もてる。 その言葉につきますかね。ようやく求め…

村上海賊の娘(一)/和田竜 ~おもしろい小説にであった気がします。まだ、序章かな?~

おもしろい! 2014年の本屋大賞受賞の意味が分かった気がします。 この本が文庫化されるのをずーとまってましたが、ようやく文庫本になったので、さっそく購入してみました。 もうすでに4巻まででて、完結まで読めるようなので、はやく読み進めたい。 8月の…

チェ・ゲバラの遥かな旅/戸井十月 ~旅路の終わりは、どう解釈したらいいんでしょう~

夏いちになってたので、購入してみました。 冒頭にチェ・ゲバラの遺体がどこにあるのか?そして、キューバへ返還する話がでてきます。これを読んでいて思うと、今でさえ大きな影響を与え、その遺体すらも取り扱いに注意されるというのは、チェ・ゲバラの存在…

日本はなぜ日露戦争に勝てたのか/瀧澤中 ~一般的に言われていることをもう一歩踏み込んでみないとわからないことが多いですね~

日露戦争で、日本が勝ち、その成功の復讐で日本が太平洋戦争でぼろぼろに叩きのめされた。 戦争のハイライトだけみていると、秋山兄弟や乃木希典、東郷平八郎や児玉源太郎などの軍人が活躍することで、勝てるはずのなかった日本がロシアに勝利したというのが…

吉田茂と昭和史/井上寿一 ~すごい人物がいたものです。~

戦後のことって、あまりにも知らなさすぎることが多い気がします。 自分の記憶の中では、明治・江戸時代までは授業でみっちりやってた気がします。それなのに、大正・昭和の戦争が近づいてくると、加速的に内容が進み、気づけば戦後の復興の話になってしまっ…

晏子(一)/宮城谷昌光 ~久々に読んでみたけど、非常に面白い。~

自分がはるか昔に読んだ本を久々にBookoffで見つけたので、購入してみました。 久しぶりに読んでも、ついつい引き込まれます。 昔読んだ本をもう一度読むというのもいいです。ちょくちょく読み直しの本も書いていこうかなぁと考え中です。 時代は春秋時代。…

失敗の本質/戸部良一 ~内向きな政治に力を注ぐと、大事なところで負けてしまうものなのかもしれない~

日本軍の太平洋戦争時の戦いぶりをもとに、組織論を書いてます。 事例としてあがっているのが次の6つ。 ノモンハン事件 ミッドウェー作戦 ガダルカナル作戦 インパール作戦 レイテ会戦 沖縄戦 戦争の経緯は、あんまり書く気がないです。基本日本軍が負けてい…

歴史が面白くなる 東大のディープな日本史/相澤 理 ~たかが試験問題、されど試験問題~

大学入試の日本史で、ここまで深堀して考える必要があったのか!と思わされる本。 本書の構成は単純で、東大の日本史の問題を記載して、それを解くためのヒント(知識)や時代背景を説明していく。その中で、ここまでの背景を理解したうえで、問題の解答がで…