Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

歴史

失敗の本質/戸部良一 ~内向きな政治に力を注ぐと、大事なところで負けてしまうものなのかもしれない~

日本軍の太平洋戦争時の戦いぶりをもとに、組織論を書いてます。 事例としてあがっているのが次の6つ。 ノモンハン事件 ミッドウェー作戦 ガダルカナル作戦 インパール作戦 レイテ会戦 沖縄戦 戦争の経緯は、あんまり書く気がないです。基本日本軍が負けてい…

歴史が面白くなる 東大のディープな日本史/相澤 理 ~たかが試験問題、されど試験問題~

大学入試の日本史で、ここまで深堀して考える必要があったのか!と思わされる本。 本書の構成は単純で、東大の日本史の問題を記載して、それを解くためのヒント(知識)や時代背景を説明していく。その中で、ここまでの背景を理解したうえで、問題の解答がで…

地図で読む戦国時代/「歴史ミステリー」倶楽部 ~歴史を読むのっていろいろと面白い~

歴史を地図とともに読む。 頭の中で地図を思い浮かべながら、歴史を学んだことを思い出します。ただ、詳細な地形はわからないので、おおまかな位置関係だけ正しいだけの妄想レベルでしたが。。。 小説を読んでいても、歴史物を読むときは、いまいち位置関係…

サハラが結ぶ南北交流/私市正年 ~サハラ砂漠の南北で交流があったとは考えてもなかったです~

世界史なんて、中学以来なのですが、いろいろと本を読む中で、歴史の知識を知る必要もあるなぁと思ってます。 歴史なんて、、、と思う時もありますが、今の国際問題とか小説の舞台になるところは、歴史が絡んでいることが多いですから。 サハラの南北交流。 …

清須会議/三谷幸喜 ~時代劇を舞台で見ているような楽しさ~

一度テレビで映画が流れているのを見たことがあり、非常にコミカルで面白いなぁって印象でした。 その雰囲気以上に、各キャラクターが暴れまわっている。目の前で起こっているかのような錯覚を受けるくらい。 最初のプロローグで、信長の独白があるのも面白…

名城と合戦の日本史/小和田哲男 〰戦があったから名城が生まれたのか。。。〰

ここ数年、日本100名城めぐりをしてます。 歴史的観点から優れているところもありますし、築城の面で石垣のすごいのもあります。こういうのを見ていると楽しいなぁと思いつつも、歴史の有名な合戦のことを、説明文書かれていても、わからないときがあります…

アンコール・ワットへのみちをみてきました

名古屋市博物館で開催中の「アンコール・ワットへのみち インドシナに咲く神々の楽園」を見てきました。 www.museum.city.nagoya.jp 上記のURLから、どういう展示物があるか?というのが見れます。 見れるのは、アンコールワット以前の彫像。 時代がたつにつ…

イタリア遺聞/塩野七生 〰オデュッセイアの読み方を変えてもう一度よんでみたい〰

ローマ人の物語を読み始め、作者のことも気になってきたので、購入してみました。 知らなかったのが、作者が男性と思ってた。。。ローマという固い内容を書いて、しっかり調べているのを踏まえると、自分の導き出した答えが、作者は男性。 この本を読んで、…

第一次世界大戦史/飯倉章 〰最初の事件が、泥沼の世界大戦になっていくのが恐ろしい〰

第一次世界大戦。 第一次世界大戦 - Wikipedia markethack.net どうも、小学校、中学校とか学校で習った歴史では、こういうのがありましたよーで、終わってしまい、印象の薄いところでした。 ところが、この本を読んで思うに、第一次世界大戦は多大な影響を…

海賊とよばれた男 下/百田尚樹 ~上巻に引き続いて面白かった。情勢を見ての判断力がすごい~

上巻を読み終えて、続きが非常に気になったので早いうちに下巻を!ということで、読んでみました。 日本の石油メーカーがメジャー(セブンシスターズ)に取り込まれていく中、孤軍奮闘する国岡商店。 ただ、普通に戦っていくのではメジャーがついているかど…

海賊とよばれた男 上/百田尚樹 ~久々に熱い物語を読んだ気がする。~

出光興産の出光佐三をモデルとした国岡鐡造の物語。 戦後の復旧から、石油を武器にして世界と戦っていく。その姿が格好良い。 そして、混乱期のときのリーダーとはどうあるべきか?というのが見えてくるのもすごくいい。 戦後、海軍の石油タンクから廃油をく…

ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず[上]/塩野七生 ~長い物語に手を出してしまった~

ついに手を出してはいけないと思ってた本に手を出してしまいました。 シリーズ累計43冊。 長い。。。 www.shinchosha.co.jp ちょくちょく勧められてましたが、長いからという理由で避けてました。最近、本を多く読むようになったのと、BOOKOFFにあったという…

春風伝/葉室燐 ~高杉晋作をメインとした本はじめてよんだなぁ~

高杉晋作。 高杉晋作 - Wikipedia 幕末に活躍した志士の一人。倒幕の原動力の1つとなった奇兵隊の創設者。 幕末の本はいろいろと読んでましたが、高杉晋作にフォーカスあてた本は初めてでした。 読見終わっての感想は、時代に必要とされ、必要なときに派手に…

名古屋 地名の由来を歩く/谷川彰英 ~歴史って今の感覚で物事を考えたらいけないのかもしれない~

名古屋という地名。非常に珍しいらしい。 なぜか? 3文字だから。 もともと元明天皇が二字佳字(漢字二字をつかい、さらに縁起をよくすること)という指示を出して、地名を2文字に変えさせたそうです。たとえば、大阪の和泉市。もともとは泉だったそうです。…

日本史の謎は「地形」で解ける/竹村公太郎 ~地形で説明できるというのは少し強引すぎる気がします~

自分の中で歴史ものを読むときは、どちらかというと、人間関係を見たり、地名でイメージして、おおよそのどこらで物事がおこったのかを想像していきます。 この本は、むしろ地形に注目することで、謎を解くというスタンスで書かれています。 読んでて思った…

戦国時代の計略大全/鈴木眞哉 ~通説とは違うことがあるから、面白いのかも~

戦国時代の話なのに、ここに書いてある計略は少し形を変えれば、現代でも使えるのではないか?とすら思えるくらい内容が充実しています。 面白いのが、城に関すること。 死角のない城として姫路城が紹介されていたり、隠し門をもつ城として、愛媛の松山城が…

武将の言葉 決断力が身に付く180のヒント/火坂雅志 ~歴史から学ぶことはたくさんあるんだな~

今年の大河ドラマ 真田丸がかなり好評のようです。 ということで、戦国時代の方の残した言葉を読んでみました。 まず、真田丸関連して、真田の兄弟より。 ここをこらえよ、大事の場を片足も引かば全く没すべし(真田幸村) 大阪夏の陣の真田勢対伊達勢との戦…

三国志読本/宮城谷昌光 ~歴史を知るのも勉強であり、人生に活かせるもの~

三国志12巻完了を受けて、発刊された本。宮城谷昌光さんと著名人の対談が面白い本でした。 対談を読んでて思うのは、各々の方が自分なりの解釈をもって、いろいろと勉強し、そしてそこに自分の経験や知識を織り交ぜている。なかなかできることではないですが…