Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ふと思う

民主党マニフェストを見直してて、気になるところがあったので。

以下引用

45.環境分野などの技術革新で世界をリードする
【政策目的】
○1次エネルギーの総供給量に占める再生可能エネルギーの割合を、2020 年までに10%程度の水準まで引き上げる。
○環境技術の研究開発・実用化を進めることで、わが国の国際競争力を維持・向上させる。
【具体策】
○世界をリードする燃料電池超伝導バイオマスなどの環境技術の研究開発・実用化を進める。
○新エネルギー・省エネルギー技術を活用し、イノベーション等による新産業を育成する。
国立大学法人など公的研究開発法人制度の改善、研究者奨励金制度の創設などにより、大学や研究機関の教育力・研究力を世界トップレベルまで引き上げる。

最後のところがかなり気になるのよね。
上に4つ書いてある内容を踏まえて、大学等の研究機関のレベルを引き上げるっていってるんだけど、これってたぶん博士課程の人間を増やすって政策を続けますっていうことなのかな。

博士課程の人間を増やしても、それを活用する土壌を日本国内の企業、研究機関、大学に作らないとダメだと思うんだけど。。。。。
大学、研究機関は、ポストの数が圧倒的に足りてない。実際のところ、課程博士もちの人間を増やしても、その人が卒業後働ける環境を与えないと効果が薄い。それに、いま少子化とかで、大学のポストも減らしていこうとしてるのに、明らかに逆行。
あと、企業。博士は扱いにくいからダメだっていう論理があるのがね。自前で育てたほうが使いやすいというのもあるのだけど。。。。

今の現状、あまっている博士たちをなんとか次のステップに進ませないと。。。。

なんつうか、政府がしっかり、博士課程の人間をどう扱うかまったく考えてないのよね。それが一番の問題。数だけ見て、物事を決めてるから、長期的にみてその政策の不条理に苦しめられる人々が増えているという現実が.....。

実際のところ、こういう舵取りを政府として進めていくのであれば、なにかしらの対策をうたんとダメだろうなぁ。
もちろん、博士の人間の意識改革も必須ですけどね。




自分が恩師にもらって、いますごく噛み締めてる言葉
「今の博士は、博士としての可能性があるという証拠。これから本当の博士になれるかどうかは、博士課程で学んだことをどれだけ自分の血肉にできているか。」
って感じの内容。

自分は、この言葉の意味を次のように解釈
「お前は、半人前。一人前になるには、博士課程で学んだことを生かして、次のステップに進みなさい。そのステップが自分の希望とするものじゃなくても、そこで得られるものがあるし、自分の経験が生かせるところが必ずあるから」

かなり拡大解釈ですけど。。。。