宮崎駿と養老孟司の対談本。
時期は1997、1998、2001に開催。
タイミング的にいうと、もののけ姫、千と千尋の神隠しのあたりかな。
読んでくと、なるほどなぁ
って思うことが多々。
平面な画一的な都市や住居をつくろうとするから、社会自体が画一的になっていくというのはなんか雰囲気的にわかった。
個性、個性という世の中だけど、それが実際本当なのかな?っても思う。個性というものを創ろうと思えば、親という拘束力の強いものをはずして、過保護な状況をなくさないといけないのかなぁって思ったり。。。。
宮崎氏も養老氏も、対談中に子供が家より居たくなる学校や幼稚園を作りたいといってたけど、それは親からの隔離という意味があるのかもしんない。
あと、ここ最近いわれている生物多様性の話を1997年の段階から話にあげているあたりを読むと、見方がぜんぜん違うし、時代の先を見据えているのだなぁって思わされました。
こういう先見の眼を養うには、やはり都会にばっかいてはいけないのかもしんない。。。。。都会というのはどうしても疲れるばっかな気がするしね。。。。
どこか時間の流れがゆるやかに感じることができるところがあれば、そこに1週間くらいひきこもってもいいのかもしんない。そうすれば、今まで見えてなかったものも見えてくるのかも。。。
- 作者: 養老孟司,宮崎駿
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01/29
- メディア: 文庫
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