花神 下 読了
新年あけましておめでとうございます。
花神を読み終わったので、感想を。
一介の町医者だった人が、時代の流れに乗って、大きく羽ばたいていくのを見ると、驚きしかない。
時代が求めていることに乗っかると、大きく運命が変わってしまうんですね。幕末でなければ村医者か町医者で終わった感じもしますし(もしかしたら、もう少し出世してるかも)。
やるべきことを見据えて、戊辰戦争を終結へ導いていく。
木戸孝允がいったというが、本当にこの人がいなかったら明治維新は成立しなかったかもしれない。
ただ機械であるがごとく、冷徹にやるべきことをなしていく。
そのせいで、最後は襲撃されてしまうのですが。
戊辰戦争時の恨みを買ってしまっているのが、襲撃の原因と考えると、人の恨みって怖いですね。。。
やはり、大村益次郎にも熱を持っていたんだと思う。その熱を世間に見せるのではなく、自分の中にとどめ続けたという感すらある。
明治から太平洋戦争が終わるまでの軍政に大きな影響を与えてしまっているということを考えると、大きく影響を与えた人ですね。
今年の大河「花燃ゆ」で、この大村益次郎がどのように描かれていくのか、楽しみです。。。