最近、職場関連や仕事の進め方みたいな本を読んでる気がします。
自分には、なんかこうしっくりこない説明がされていて、うーん、それはそうだけど、なんだろう、この違和感は。。。
納得する箇所はあるんですが、いまいち腹落ちしない。。。
職場がギスギスしていくのが多忙になったから、インフォーマルな関係が効率化のもとになくなっていったからという風な感じでかかれていきます。
その対策をした例として、グーグルやサイバーエージェントの名前があがって、その取り組み事例が書かれていますが。。。どれも現実的な回答じゃないんだよなぁ。。。と。
ただ、最後のほうに、2つ大事だなぁと思うことが書いてあります。
- 困った人に手を差し伸べる(誰かではなく、自分が、という意識が大切)
- 感謝と認知のフィードバック(何かしてもらったら、素直に相手がしてくれたことが自分にとって、どれだけ素晴らしいことだったか、喜びにつながるものであったのかを伝える)
この2つを、まずは自分が始め、それを繰り返していくことが、職場の状況を変えていくのかもしれません。
この本のことを読んで、自分の理解として、ギスギスした職場の根幹にあるのは、個人に仕事がついてしまい、その人がいないと仕事が回らないという状況になっているのが原因。
個人に仕事がつくというのは、最初のうちはいいんですよね。それに入った直後だと、なんかこう会社に必要とされている、任されているという感じが。。。ただ、その状態が長く続くと、本当にそれが個人の仕事となり、責任感だけで仕事をしている状態になってくる。
その中で、効率化、効率化といわれて仕事が増えて、処理していく量がどんどん増えていく。そうなってくると、仕事を任せていく側(管理職側)も、新しい人に任せると時間がかかり、効率的ではなくなるため、今までやっている人に頼ってしまう。
この状態になってくると、やってる本人も含め、職場全体がタコツボ化して、自分の仕事を進めていくようになり、周りの状況が見えてない状況になっていく。
そこまでくると、自分の仕事を滞りなくこなしていくというのが重要で、”他の人の状況はどうでもよい”、と考えてしまう。周囲に困っている人がいても、”自分の仕事ではない”、”忙しいから”などといって、コミュニケーションをとらなくなっていく。
そして、困っている人が爆発してしまう。。。その人の仕事が周囲の人に任されることになり。(以下繰り返し)
こういう状況を冷静に見ていくと、そもそもの根底は、個人に仕事をつけているのが原因かなぁと。
それと、もう陥っている状況で、その状況を変えていくのは非常に難しい。それならば、一度自分の置かれている状況を冷静に見つめなおす場を設けておいたほうがいい。
それは、自分の部署や仕事関係の人とのつながりではなく、それ以外のつながりをもつこと。
それを手に入れるのは、意外と大変なことかも知れません。雑務が増えたりして、自分がさらに厳しくなるのが現状かなぁと。ただ、それを持つことが自分の状況を冷静に判断できる貴重な手なのかもしれません。
結局は、面倒なことから、”忙しい”という言葉で逃げているのがすべてなんでしょうね。。。
困っている人を見たら、声をかける、そして、頼まれたら、”忙しい”とかで逃げないというのが大切なのかもしれません。
結局は、個人ではいい仕事ができないですからねぇ。助け合ってはじめていい仕事ができるわけで。。。それは自分の部署だけでなく、他部署と仕事をするということがすごく大切なことではないかなぁと思いますね。。。
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
- 作者: 河合太介,高橋克徳,永田稔,渡部幹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/18
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