Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

大放言 読了

本屋で売上上位にあったので、手にとって購入。

 

内容は、作者が思ったことについていろいろと述べるという感じです。最初は比較的ライトな話だったり、ブラックジョーク的な内容です。それが徐々に過激になっていってる感じがしました。うっすら思っていることを活字にして記載しており、読みやすいから、売れているんだと思います。

 

特にマスコミ関係への報道姿勢に対するいらつきというのがある感じがします。政治に対してもいろいろと思うことがあるみたいですが。。。

そこらを読みたい方は、ぜひ読んでみてください。いってる意味はわかりますが、もう少し脇をしめたほうがいいのでは?と思えてきます。。。

 

きになったところとしては、次の3つ。引用してみました。

「やればできる」は、「やればできた」ものの言葉

人は努力を重ねることで、どれだけ「やれば」どれだけ「できる」かということを体で覚えていく。「やればできる」という自覚と他からの評価はそうやってできていきものだと思う。

~~中略~~

世の親や教師に言いたい。何もやったことのない子に「やればできる」と言うのはやめようではないか。彼らに言うべきことは、

「やらないのは、できないのと同じだ」

という言葉だと思う。

 

 こどもである自分に愛情を注いでくれたというだけど、その人物を、他人に向かって「尊敬する人」の筆頭として挙げるのは個人的にすぎる。

~~中略~~

 もっとも何をもって「偉大」と見るかは、その人の価値観次第である。そしてその価値観こそが、彼(女)という人間を測る物差しになる。

 

杉氏(杉良太郎氏)がこれまで慈善活動に費やした金額は数十億といわれる。驚くべき額である。簡単にできることではない。そんな杉氏に、「偽善だろう」という言葉を投げつける人が少なくない。あるインタビューでそう聞かれたときの杉氏の答えがふるっている。

「ああ、偽善で売名ですよ、偽善のために今まで数十億円を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々も、ぜひ自腹で数十億円を出して名前を売ったらいいですよ」

痺れるくらいかっこいいセリフである。

引用はしてないですが、図書館の功罪について触れている内容についても理解できますね。

 

大放言 (新潮新書)

大放言 (新潮新書)