Otra célula del cerebro

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大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 読了

今年は、年初から中東の話題が非常に多く、なんであんなに政情が不安定なんだろう?と疑問に思ってたので、その勉強がてらに購入。

 

出版が2002年と10年以上前とふるいのですが、それでも中東の歩みを見れるだけでも、勉強になります。

9.11がおきたのが、2001年なので、イラク戦争に入るかどうかの瀬戸際で書かれている内容です。むしろ、9.11が起きた後の騒動を見てイスラムについて説明を書いたというほうが正しいですね。。。

 

昔、イスラム教については簡単に学校で習ったのに、あんまり記憶に残っておらず、へー、なるほどみたいなのが非常に多くありました。

 池上さんが書いてあるだけあって、図式等でわかりやすく説明されているのがよかったです。言葉も平易な言葉がつかわれてますし。

ただ、わかりやすくするために、情報が一部簡潔にしすぎているところもあるので、そこらは別途自分で調べてみるのもいいのかもしれません。

 

これ読んでの感想ですが、今の中東の大問題を引き起こしてるのが、宗教と大国なんだとわかったとき、ちょっと複雑すぎる感じがしましたね。

特に、第2次世界大戦あたりのイギリスの行動がいろいろと悪さをしている感じがします。とにかく、戦争に勝つためにがむしゃらに手を貸してくれるところに、声を掛けまくって行動したのが原因なんでしょうね。

おとしどころを考えずに、さらには都合のいいように考えて動いた結果なんだろうなぁ。。。て、思えてきてならないです。

 

 最新のがあれば、それもそれで読んでみるといいのかもしれないなぁと思います。

 

中東はどうしても、戦争の火種をもつものの、エネルギーの源であり、かつ、工業の米である石油の生産地なので、関係なしとはいえませんからね。

大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社+α新書)

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