Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

<税金逃れ>の衝撃 読了

 おもしろいだったかな。。。?

というよりも、税金を払ってない企業に対して、ちょこっといらっと。こういうのがあるから、税金が徐々にあがっていくんだろうなぁって思いました。

 

ただ、そういうのを抜いて、企業として考えたら、こういうのを考えるのもすこしわかる気がします。そして、読んでて思ったのは、これらを考え出した人たちはすごいなぁと。

ダブル・アイリッシュ・ダッチ・サンドイッチ

Google本社⇔GoogleアイルランドGoogleオランダ持ち株会社バミューダGoogle本社

という流れでもっていくことで、ほとんど海外利益に税金がかからないという。。。

というのは衝撃でした。

一つ一つに意味があるのですが。。。

ポイントは、法人税がかからないところ、資金移動に税金がかからないところ、Google本社に高い金額で商品を売ることで税金を抑える。というのをうまく組み合わせているところ。

これで、Googleは31億ドル(2007-2009)を節税したとのことで、すごい節税効果だなぁと。。。

ムリ・ムラ・ムダを減らして改善していくのと同じように、税金を減らすというのを考えているのか。。。

 

ただ、こういうのがなくなるといいなぁと思います。

やはり、決済地で税金がかかるようになればいいんだろうなぁと。

 

こういうのをなくしていくために、というより、こういう富めるものからきちんと税金をとるために、税制がどんどん変わっていくんでしょうね。それに対応して、その隙間を抜く方法を考えて。。。といたちごっこになっていくのでしょうが。。。

 

なかなか読みづらい本ですが、今の税制改正とかの原因を考えると、こういうところがあるんだろうなぁと。

税金があがってしまって、不満をいうのを前に、なぜそうなってしまっているのか?それを考えていくのも大事なことなのかもしれません。

<税金逃れ>の衝撃 国家を蝕む脱法者たち (講談社現代新書)

<税金逃れ>の衝撃 国家を蝕む脱法者たち (講談社現代新書)