タイトルで見て購入。
本書の頭に、”引用禁止”との言葉が書いてあるので、感想のみ記載です。おそらく、各社の事例についてケーススタディをいろいろと記載しているので、それを使用されるといろいろと問題があるのだろうなぁと思います。
マネジメント1.0:家族経営的(バブル期まで)
マネジメント2.0:その場しのぎ(バブル崩壊後)
マネジメント3.0:理念経営
という感じで進んできたと記載があり、マネジメント3.0へ移行していくべきだ!という内容です。
理念経営になると、コスト競争にならず、本当に必要なことはなにか?を突き詰めていけるので、顧客至上になると。
いっていることは理解できるのですが、非常に難しいですね。崇高な理念を掲げて、それをやっていく力がなければ、その日食べるものに困ることになりますし。やはり、ある程度土台ができているのが大事なんだろうなぁと。その上で、理念経営を実施しているところは強いということなんでしょうねぇ。
数を追いかけていくと、どうしても無理がきて、崩壊している例は最近でもVW、トヨタと続いていますし。。。
経営理念⇒VISION⇒長期計画⇒短期計画へと落としていくところが肝で、いきなり経営を立て直しますという方向で、リストラ等をするのは。。。
ただ、株式会社では、株主の厳しい目があるのも事実。そこをいかに理解を得ながら、改革を進めていくのは非常に困難かと思います。むしろ、これができる人は優秀な経営者といえるんでしょうねぇ。
ただ、こういう目線で投資をする会社を決めてもいいのかもしれませんね。長期投資をする前提となりますが。。。