一時期話題になってたので、読んでみました。
原本は非常にボリュームがある上に高いので、この解説本を読んで理解した気になってます。
Bookoffあたりを見に行って、原本うってれば購入してみてもいいかなぁと考えてます。そういや、一時期話題になったドラッカーのマネジメントも購入したまま、途中でストップして読んでないや。。。
どっかでタイミングがあれば、読んでみることにしよう。
この本は、ピケティ本のエッセンスを取り出して書いてます。
格差が広がっているのを示すのに、象徴的にかかれる
r>g
(r:資本収益率,g:成長率)
これが、矛盾を示しています。
資本収益率が4~5%と書いてあるのに、成長率が1~1.5%程度と大きく乖離。本来なら、r=gとなると、格差がひろがっていかないのに。。。
これが過去100年のデータの蓄積から導き出した答えなのだから、説得力がありすぎます。。。。
この事実を是正し、格差の少ない世界を導き出すには、いろいろと手立てを書いてます。累進課税とか、遺産相続の話、教育の話とか。。。
でも、一番の大きいのは、税金逃れをして、資金を溜め込む富裕層が多いというのが現状ですね。
平等な格差のない世界を求めていくと、社会主義になっていくと思うんだけどな。。。それはうまくいかないというのを歴史が証明しているのも考えると、どうなんだろうなぁ。。。
こういう話は、税制や国家論につながっていくので面白いのですが、落としどころがなかなかないので、難しい話かなぁと思います。
日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント
- 作者: 池田信夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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