Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ウォーレン・バフェット伝 スノーボール 上巻 読了

世界一の投資家 ウォーレン・バフェットの唯一の公認伝記ということで、まずは上巻から購入。

 

読むのに時間がかかった。

なんというか、読みづらい。少し冗長的なのと、いたるところで太文字が入っているので、大事なとこなのかな?と思い、ついつい読み返すというのを繰り返していたからかもしれない。

 

上巻は、バフェットが生まれてから、バークシャーを買うところまで。

 

世界一といってもいい、投資会社であるバークシャー・ハザウェイは、もともと繊維会社だったんですねぇ。知らなかった。

 

感覚的に、読んでて思ったのは、本や他人に紹介されたからといって、投資してはいけないということです。自分の頭でいろいろと考え、調べて、はじめて決断する。投資先の潜在能力を見据えて、割安と考えれば、購入し、十分成長したところで売る。ないし保有していく。

よく言われるバリュー投資のそのものです。

 

読み終わって印象的だったところが2つ。

  • 「グリーンは私の顔を見て、”ワン・ストライク!”といった。その目つきと言葉は、一生忘れられない」そこではっと気づいた。”ウォーレン、自分の頭で考えろよ”という意味だったのだ。
  • 「マンガーはまだ若手の弁護士だったから、一時間あたりの報酬はせいぜい20ドルほどだっただろう。マンガーは考えた。”ぼくにとっていちばん大事な顧客はだれだろう”と。そしてそれは自分自身だと確信した。そこで、毎日一時間、自分のために働くことにした。早朝にそのための時間をもうけ、建設や不動産開発の仕事をしたんだ。だれしもこれを見習い、まず自分自身が顧客になり、つぎに他人のために働くべきだ。一日一時間を自分に充てるべきだ」

マンガーの話は、どのことにもつながりますね。自分自身が成長していなければ、その先はないということを伝えていますし、そのために何をするのか?というのも大切になる。やはり、己を知るということと、それから目標とのギャップを考えて、埋めていく行動が必要になるんでしょう。

これがなかなかできないから、できる人はどんどん成長していき、気づけば、その人の背中は遠くで別の世界の人になっているんだろうなぁ。

 

あとは、グレアムの3つの鉄則も印象的です。

  • "株は企業の一部を所有する権利である”そのk行全体の価値を株数で割ったのが株価だ。
  • ”安全マージンを利用する”投資は予想と不確実性の上に築かれる。安全マージンが大きければ、その投資判断の成果が失敗によってと帳消しになることはない。ないより、後ずさりしないことが、全身への道である。
  • ”ミスター・マーケットは、主人ではなく、しもべである”グレアムは、ミスター・マーケットという架空の気まぐれな人物を創造した。この人物は毎日株を売買している。不合理な価格をつけることも多い。ミスター・マーケットが気まぐれにつける価格に惑わされてはならない。しかし、彼はときどき安く買って高く売るチャンスを与えてくれる。

安全マージンの考え方は、大事ですよね。すべて吹っ飛んだらいけないし。。。

 

さて、中巻、下巻はまだ手付かずですが、徐々にタイミングを見て読んでいこうかと思います。

そういや、バフェット関連の本を何冊か購入しているが、積読状態になってますね。。。ぼちぼち読んでいかないとだめかなぁ。

 

文庫・スノーボール〈上〉ウォーレン・バフェット伝(改訂新版)

文庫・スノーボール〈上〉ウォーレン・バフェット伝(改訂新版)