Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

IoTまるわかり 読了

最近よく聞くワードのひとつとして、IoTというのがあります。これが何か?よく不明だったので、勉強がてらに読んでみました。

 

IoT:Internet of Things・・・モノ(形あるものすべて)がインターネットにつながる。

「形あるものすべて」なので、洋服や、靴、机など様々なモノを含みます。

 

本書には、IoTが使われている生活がどういうのかを、4つのモデルケースでかかれています。読んでて、面白いと思いつつも、なんか監視され続けているようでいやだなぁという感覚も受けますが。。。

読んでて思ったのは、昨今話題になっている自動運転とかがその世界を見せる一端なんだろうなぁ。トヨタが自動運転のために、人工知能の研究をする会社をつくったのものこの流れの一つだろうなぁと。

いろいろと昨今の動きを理解することが少しできるような気がします。

 

 

以下、いろいろと思うこと

IoTが進むと求められるものが4つ。

  1. センサー(多くの情報を収集するもの)
  2. デバイス(収集した情報を集約⇒送信したり、センシングの結果を活用するもの)
  3. 通信環境
  4. 集めたデータを蓄積するインフラと、データを高速に分析する技術

この4つが肝となる。

1は、いろんなセンサが低価格で入手可能になっている。

2は、スマホとかが普及したおかげで、ほぼそろってる。

3は、各通信会社やWiFiの環境がそろってきている。

4は、PCの高速化とかが進んでいる。

 

ここらを考えていくと、遠からずIoTの技術を使った製品が多く使われる環境が出揃いそうです。

 

IoTの世界で肝となるのは、4が注目されている気がしますが、実際のところは、1が肝となるのでは?と思ってます。

1でいい情報を入手できないと、どんなにいい2~4をもってても使いこなせませんし。となると、1を作っている側は、各ターゲットとなる製品の使われ方、どういうデータが取れるのか?取るとどういう効果がでてくるのか?というのを考えていかないと、いけないのかもしれません。

こういうの考えが進んでいくと、製品と原料の中間のところが情報を有効に活用し、技術を研ぎ澄ませて、魅力的な製品を生み出すと、そこの強力なアピールポイントとなる。もしくは、IoTに対応した生産プロセスやサプライチェーンを作って、製品を生み出していく。

これらができないと、埋もれていくということになってしまうんでしょう。

こういうのを考えると、いろんなことをやっており、企業体力のある会社が有利になっていきそうな気がします。製品情報を多く有していればいるほど、そして、企業的に横断的な取り組みができるところほど、強みを発揮していきそうな気がします。

 

あと、気になったことが1つ。IoTが進んでいくと、おそらく企業の数が収斂されていく。最終的には、2つ程度にまでまとまっていくのでは?と書かれています。

そうなると、面白みがなくなるというか、イノベーションのような画期的なことがでにくくなるのでは?と思います。

大きなところで勝負できるのは2つ程度で、そこに総合力では勝てなくても、各分野で勝負できるところが多々あるというところに落ち着くのでは?と考えてます。

 

何はともあれ、IoTは非常にインパクトの大きい話なので、もっと勉強していき、方向性を見極めていきたいと思います。