Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

上司の9割は部下の成長に無関心 読了

 IoTの本を買ったときに、隣においてあったのでついでに購入。

 

読んでみて、面白かったです。

 

当たり前といえば、当たり前のことを書いています。ただ、それを実現するのは難しいなぁと思ってました。この本を読むまでは。

読み終わってからは、難しいといっているのは逃げなんだなぁと思いました。目の前の成果にとらわれてしまい、人材育成というのを後回しにしていたんだなぁと。まだできないだろうからといって、自分がやってしまう、ないしは、外部に委託することでしのいでいましたが、「それは間違いだ」と思い直しさせられました。

 

とにかく、任して、見守ることが大切なんだなぁと。早急な成果は求めちゃいけないのだなぁと。

 

プレイングマネージャーというのであれば、いっそのことすべて手を引いてしまったほうがいい。マネージャー業務を最優先。なかなかできることではないですが。

そして、とにかく対話(コミュニケーション)をとることなんでしょうねぇ。何を考えているのかを聞き出して、自分の「できない」という凝り固まった固定観念を捨てて、話を聞く。そこで、与える仕事のレベルを判断していく。そういうことが必要なのかと。難しいですねぇ。

 

この本の中で、いいなぁと思う事例が書いてました。これができるようになれば、成果も出しつつ、人材育成もできるんだろうなと。

そこの事例の中で、いいなぁと思った言葉が2つ。仕事の種類によって、できるかどうかはわからないですが、 いいと思ったので、記載です。ここの書いてある内容を自分なりに咀嚼し、自分の仕事にあうように修正していくのも大事なのかと思います。

  1. 人間ってちょっとしんどいくらいがちょうどいいんです。自分の力を完全に超えちゃったら絶望感になってしまうんですけど、今の自分からもうちょっとがんばればできる仕事を渡すことが、人を育てる上ではすごく重要だとおもっています。ここまではわかるのにあとちょっと知識が足りなくてできない。だから知識を得るために一踏ん張りする、といった状況を頃合いを見計らいながら作ってあげるのが上司の役目だとおもっています。
  2. 基本的に、スタッフに投げた仕事は自分で終わらせておくんですよ。上司は、時間的に自分ができないからとか、ちょっとややこしいからとか、そういう理由で部下に仕事をふっちゃいけないと思っているんです。私を育ててくれた過去の上司からそう教えられてきて、今もエチケットだと思って続けています。仕事柄、スタッフからあがってきたものと、つき合わせてあってるかどうかの確認するためにも必要ですしね

  人を育てるというのは、非常に面白いことといいますが、それはどれだけ自分が愛情を注いで、耐えられるか?一緒に成長できるか?のことなんでしょうねぇ。

真剣に、部下に向かいあってみて、信じてやらせる。これが肝なんだと再認識です。