Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

旅のラゴス 読了

あけましておめでとうございます。

本年もだらだらと気の向くままに書いていこうかと思います。仕事等で忙しくなると、とたんに更新も滞る可能性も高いです。なので、日々更新とか高い目標を立てずに、気が向いたときに更新というスタンスを続けていこうと思います。

とはいえ、現在たまっている読んだ分の更新だけは進めていこうと思ってます。

 

昨年読んだ中で、一番印象的だった本。

新年一発目にはいい内容だと思い、このタイミングに残しておいての投稿です。

なお、年末に近所の本屋さんで見かけたら、ポップに2015年男性売上2位と書いてました。

 

この本は、主人公の男性ラゴスを通して、一生をえがいてます。 

ラゴスが北から南へ、そして南から北へと移動しつつ、人生の中で、奴隷になったり、王になったり、そして、最後は誰もいない土地へ旅にでたりと。。。人々が超能力をもち、テレポーテーションをしたり、壁抜けしたりとの体験ありのと。。。

南へ向かっているときは、自分の目的となるものを捜し求めるために、ただひたすらに目的のためにと行動し、南から北へと戻っていく際には、過去にあった人たちとの邂逅に加え、昔の情景を追い求めていく。そういうのを読んでいると、まるで人の一生みたいに山あり谷あり。まるで、旅のようなものなんだなぁと。

そして、出てくる登場人物を見ていると、その時々の自分自身の姿のように見えたり、なかなか相容れない人や状況に見えたり。。。そういうのを見ていると、人というのは、その状況状況になれてしまっていくのかなぁと思います。

ラゴスが奴隷となっているときに、めぐり合った女性は最終的には、奴隷の身から抜け出し旅に出ようとするラゴスを仲間達とともに殺そうとしますし。。。結局は手に入れた環境、その幸せなところを守ろう、手放したくないと思うからなんでしょうねぇ。

 

自分の人生はいったいどこのラゴスの状況になっているんだろうと考えさせられます。まだ南にむかっているところだとは思いますが、最悪の時期にいるのか、それとも絶頂の時期にいるのか。。。

ただいえることは、目的に向かって進んでいっているということを胸において、今年一年をよりよい年になるようがんばるだけですね。

 

旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)