Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

天地明察 上巻 読了

江戸時代に暦を作り変えた人の話。一度映画化されていたのと、歴史ヒストリアで紹介されいていたのを覚えていて購入。

非常に興味深かった。

 

算術というところで、化けものとも思える関孝和がでてきて、ものの見事にどんどん問題をクリアしていき、その状況に対抗意識を燃やす主人公:渋川春海がいい。

ああ、こういう時代あったなぁと思いつつ。。。高校時代に数学のできる化け物みたいな人がいました。その人は数学オリンピックにでるために、必死になって数学をやってました。自分も少しは数学に自信があったので対抗意識でやってましたが、まったく歯が立たず。。。上には上がいるんだなと痛感させられたものです。

その人ですら、数学オリンピックにでれなかったんですから、数学オリンピックに出る人らはとんでもない化け物だなぁと思ってます。

 

算術に碁打ち、さらには暦と、多岐に話は及んでいきますが、その一つ一つが渋川春海という人をあらわすのには欠かせないピースです。碁打ちがあるからこそ、暦の話がでてくるわけですし、暦をやるのに算術は必要なわけでしたから。

こうみると、何かを成し遂げるというのには無駄なものはないんだなぁと思います。何かしらやってきたことはどこかで活きる。そのように思えて仕方がないです。

 

さて、あまりの面白さに一気に読み終わってしまいましたが、下巻ではどうなっていくのか?それが気になります。

ただ、大まかなストーリーは歴史ヒストリアで見てしまっているので、そこをどう描いていくのか?というのが気になるところです。

天地明察(上) (角川文庫)

天地明察(上) (角川文庫)