Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

世界に冠たる中小企業 読了

下町ロケットのおかげで、中小企業のほうへ目を向けてみました。いろんな企業があり、技術力に秀でいているところもあり、大手との差は資金力だけじゃないのか?と思わされる内容です。

 

どの分野のところにしても、自分の強みというのをすごく理解している気がします。だからこそ、他社との差別化や市場環境での優位性を把握することができているから、勝負にでていけるのだろうし、圧倒的なシェアや存在感を示すことができるのかなと思います。

 この本にでてくるような自分の強みがわかっているところは、いいなぁと思いつつも、自分の勤めてる会社の強みは?さらには自分の強みは?ということになると、うーんと悩んでしまうというのが問題ですね。

 

自社の強みというのは何か?というのはなかなか難しい話ですねぇ。本当にじっくり考えていかないと難しい。逆に中小企業だと規模が小さい分、そこの見極めが楽なのかもしれません。ただ、資金力がないので、自分たちの位置がどの程度か?というのを見極めにくいのもあります。

そこは、逆に展示会に出展したりして、自らを市場価値にかけてみるという手法をとっていくのかな?と思います。年々、ネプコン等の展示会の規模が大きくなっているのもそういうことの表れなのかな?とも思ってます。

 

本書の中で気になったのは、次の3社。

  1. 東光舎・・・美容師向けの鋏の会社。海外向けにも出荷しており、非常に評判が高い。1ヶ月たっても切れ味が変わらない。
  2. アールエフ・・・飲み込み式のカプセル内視鏡を提供。内視鏡をいれたり、胃カメラを飲んだりする必要がない。非常に長い小腸や大腸もくまなく観察可能。
  3. エリオニクス・・・精密な観察装置(電子顕微鏡)の会社。半導体関連の事業もある。もともとは、分析機器の大手「日本電子」の社員が主。

ほかにもいいところがたくさんあるのですが、自分の中で「おっ」と思ったのは、上記のところでした。

特に、2のところは、身近に感じることがあったので納得です。ただ、いろいろと不便なところもあるので、そこらをなおしてもらえるとなぁと。。。スマホとかいじっちゃあかんとかね。。。かなり時間の制約もありますから、なかなか使用感は厳しいかなと思ってます。ただ、病院にいなくても検査できるというのが素敵なんです。

 

ここらの会社がこれから成長を続けていき、上場することがあるなら、IPOに申し込んでもいいかなぁって思います。

 

世界に冠たる中小企業 (講談社現代新書)

世界に冠たる中小企業 (講談社現代新書)