Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか/熊谷徹 ~高い生産効率・作業効率、ここにドイツの強みがある~

ドイツの会社の勢いがすごい。なのに、働いている時間は少なく、生産効率は日本より高いらしい。

ここの気になる点について、書いてある本。

 

ドイツ人の生産効率が高いのは次の通り。

仕事への高い集中度と具体的な成果を要求することによって、労働生産性を高くしている。

つまり、長い時間働けば、市民1人1人が生み出す付加価値がふえるわけではないのだ。

生産効率をあげて、ゆったりする時間を作れるからこそ、新しいアイデアを生む源泉を作れる。

  • 新しい発想を生むには、時間に追われる慌しい生活は、適していない。ゆったりした時間が必要。
  • 「新しい知識や情報をむやみに頭に詰め込むことも、創造性を伸ばすには逆効果だ」
  • 無為な時間」は、「無駄な時間」ではない。

 

 こういうのを見ていくと、日本とドイツに次のような差があります。

 

ドイツ:仕事の効率をあげていくことで、ある一定の成果をだしつつ、リフレッシュして自分のパフォーマンスを保つ。

日本:残業が多く、効率が下がっても一定の成果を出していく。仕事をやりきる。弊害として、仕事に多くの時間を割いている。

 

この差が新しいものを生み出したりする差になっているのかもしれません。適度な休暇というのは新しいアイデアを生み出す源泉と考えてみる必要があります。

ワークライフバランスを実現しつつ、成果を出し続けるというのは、一見背反するようで、実は生産効率・作業効率をあげることで両立可能ということ。さらに、リフレッシュできるので、新しいアイデアをだしていき、さらには試していける。

難しいいばらの道ですが、やってみる価値は高そうです。

 

本書の最期のほうに、仕事の効率をあげるのに、27項目記載されてます。その中で、使えそうだなと思うのは、次の10個。まわりの理解も必要でしょうが、仕事の効率をあげるということに注力してもいいのかもしれない。

  1. 自分に与えられている権限の中で決められることは、自分の責任で判断する。
  2. 打ち合わせや会議は、どんなに長くても1時間以内に。
  3. 出張報告書や打ち合わせのメモを書くときには、もっとも重要な内容だけを簡潔に記し、ペーパー1枚以内にとどめる。
  4. 退社するときには、次の日に達成するべき課題を、箇条書きにして自分の机の上においておく。すると、翌日出社してきたときに、何を仕上げればいいか一目瞭然でわかる。
  5. 課題リストには、優先順位をつける。
  6. 重要で複雑な課題は、集中度が高い午前中に処理する。
  7. 口頭で済む連絡は口頭で済ます。メールは意外と時間がかかる。
  8. 誰が見てもすぐに業務ができるようにする。
  9. 社内の打ち合わせがない週を、月に1回設ける。

 

「今年こそは」であげた内容を実現するためにも、仕事効率UPは必須ですから、あがいてみようかな。