探偵ガリレオ/東野圭吾 ~おもしろい!科学とミステリーをつなぐってのがいい~
おもしろい!!!
いままで読んでなかったのがもったいないくらい。他のシリーズも多少は読んでますが、なんでこれから読まなかったのか!と思えるくらい。
タイトル自体が、発生する現象とミステリーを解くヒントになってるのもいい。「燃える」「壊死る」とか、どういうことだろう?というのと現象が起きたときに、ああ、こういうことか?さて、これをおこした原理はなんだろう?という科学的目線で読めるのもいい。
犯人探しももちろん面白いですが、それ以上に現象がどうして起こるのか?どうやっておこしたのか?というほうが興味深い。
「離脱る」の話は、面白いなと。
液体窒素による蜃気楼の話に、実際ありえるのかも。と思いもしましたが、これが起こると、とんでもなく大変だなぁって思った。
だって、液体窒素は-200℃くらいのものだから、それがでてきちゃうと、周りのものがいろいろと凍ったりして大変なことに。。。事故を起こした会社、大変だろうなぁっていらないことを考えてた。
ただでさえ、液体窒素を扱うときには気を使うのになぁって。
多少仕事で、扱う物質がでてきたり、原理がでてきたりするのもいいですね。なんか労災防止のためのKYT(危険予知トレーニング)のネタになりそうですし。
KYT考えるとき、なかなか難しいんですよ。思いつかないような、ありえないことを考えておく必要もあります。そのことが、よほどのことが起こっても対応できる対応力となりますしね。難しい。。