Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

大学院の卒業のときのワインが印象的だった。

今週のお題「卒業」。

いままでの人生を振り返ってみて、印象的なのとをあげていくと、2,3思い浮かんだのですが、一番印象深かったものを書いてみます。

 

大学院のときの卒業式が思い出深いです。もともと長めに大学にいたのですが、研究があんまりうまくいかず苦しい状況が続く日々でした。たまたま運よく、本当に運よく、ブレイクスルーを発見して研究テーマを完成させる目処がみえ、それを形にするところまではよかったのですが。。。

論文かいても、文章がおかしかったり、英語がとんと出来なかったりと、ある意味出来損ないの研究者状態でした。

そのダメな研究者を恩師の教授が、徹底的にしごき倒してくれたおかげで、無事卒業につながったんです。本当に運がよかった。

その卒業式(修了式)のときに、いた学部の人たちが一通りあつまって修了書を授与されるんですが、一通り終わり、そして工学部長の発声とともに、白ワインを教授と乾杯をしたんです。

*1 ワインセット" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GurS4VNbL._SL160_.jpg" alt="シニアソムリエ厳選 直輸入 白ワイン 750ml x6本セット *2 ワインセット" />

シニアソムリエ厳選 直輸入 白ワイン 750ml x6本セット *3 ワインセット

 

そのときのワインの味と恩師のうれしそうな顔が忘れられない。ようやく卒業だと思う気持ちの反対側に、これから社会人としてやっていけるのか?の不安のほうが顔をのぞかせていました。周りからの期待にこたえられるかどうか?というのにも。

 

 そんな自分の心の内を見透かしてたんだと思いますが、研究室のお疲れ様会のときに、こういう内容の言葉をくれました。

「修了書は研究者としてやれるという見込みをもらったみたいなもの。研究者としてやっていくのにはまだまだ仮免。早く成長して仮免をといて、一人前の研究者となり、自分のやりたい研究をやれるようにしなさい」

この言葉はありがたかった。あのときの自分は、そう受け取らず、ただ仮免かなと思ってました。企業に移っても、仮免という言葉を使って、まだまだ自分は青二才という意識でやってました。

社会人になれば、肩書きを見て、周りは判断してくることもある。その肩書きに振り回されず、自分の力で勝負できるように、謙虚に仕事に取り組めよという自分への励ましの言葉だったんだなぁと、今の自分ならわかります。

 

お世話になり、また研究への取り組み方やその姿勢、研究の世界の厳しさを教えてくれた恩師も引退されました。

そのときの最終講義にでて、お疲れ様会にもでましたが、なんか他人事ではなく、妙にうれしかった記憶があります。恩師の業績の少しでもお役にたてたのかな?と思いながら、のんびり帰りの電車の中で考えてましたねぇ。

自分は、まだまだ仮免と思ってますが、もうそういうことも言ってられないという時期がきている感じがしている。仮免という言葉で逃げるのではなく、仕事にしっかりと向きあい、恩師の名を汚すことのないようにただがむしゃらに取り組まないと。

 

 

 

当時は、白ワインが好きでしたが、今は赤ワインのほうが好きですね。味に深みがあるというかなんというか。というより、当時より余裕ができたので、飲み食いしまくって舌が肥えてきてんでしょうね。。。

でも、白ワインを呑むとふと、当時のことを思い出してしまいます。一人で呑んでるときなんて、ぼけっと考え事をしながら、自分を冷静に見直して、まだまだ頑張らんと、一人前になれないぞって思いますからね。

そういう意味では、印象的なものになってますねぇ。

*1:W0AFE3SE

*2:W0AFE3SE

*3:W0AFE3SE