前回「みっともない老い方」というのを読んでましたので、続きかな?と思って読んでみました。
みっともない老い方/川北義則 - Otra célula del cerebro
結論からすると、老い方の関連本にはなるけど、それ以上にお金にフォーカスを当てているので、対象が違います。
お金に関しては、「貧すれば窮する」という言葉もあるように、ある程度はお金をもたないとまともな判断ができなくなります。そのためにも、貯蓄という選択肢が非常に重要なのかな?とも思います。
お金については、本書については次のように書いてます。
お金に関しては、昔からいろいろなことが言われてきたが、人がお金に対してとる態度や行動は次の5つしかない。
- 稼ぐーーー収入を得るために働く。
- 使うーーー暮らしのために消費する。
- 貸し借りーーー必要に応じて融通し合う。
- 貯めるーーー備えのため。
- 遺すーーー子孫の安寧のため。
今貯金がなくても、まともな判断をできるようにするために、自分の考えを安定させるために、どう考えるか?というのについても書いてあり、ここがいいなと思ってます。
いま、あなたの銀行口座には1億2000万円のお金が預金されている。ただし、月々25万しかおろすことができない。この状態が生涯続くとしたら、あなたはお金をどう扱うだろうか。
~中略~
さて、いま、あなたが安定した会社に勤めていて、正規社員であったとする。この境遇は、銀行に1億2000万円の預金があり、月々25万円しかおろせない人とどこが違うだろうか。どこも違わないはずだ。
このように考え方を帰ると、限りある資源なので、その後に向けて貯蓄をしたり、使うことに対して慎重になったりするかと思います。
ただ、前提条件が正規社員でかつ、会社が安定しているなので、なかなか難しいですからねぇ。そこを踏まえると、この考え方が出来る人もその人の置かれている環境次第なのかな?とも思えます。
大切なんだけど、どこか眼をそむけたくなるという気持ちもあるんですけどねぇ。。。