Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

生命保険の「罠」/後田亨 〰保険は考えるほど難しいなぁ〰

Windows10へのアップグレードをいままで頑なに拒否してたのですが、7月に無料アップグレードが終わるという告知に負けて、ついにWindows10に。

見た目とかいろいろ変わったので、困惑するところが多々です。いまさらWindows10にしたので、特にレポート等は書くつもりはないです。

 

さて、新年度になって、いろいろと保険の見直しのタイミングが来てたので、なにかしらの対応をしていました。保険の内容見直したりとか、共済に移行したりとか。。。

そういうのをやってる中で、ふと「なんでこんなに保険って掛け捨てとかいろいろ仕組みがあるんだろう?」という疑問がでてきたので、本書を手に取ってみました。

 

自分の疑問としては、おおよそ次のことです。

  • 保険の一生涯っていつまで?
  • お祝い金がでる仕組み
  • ネット保険と、普通の保険の値段の違い

 

上記のことにジャストには書いてないですが、おおむねこういうことか!と納得いくところがあります。

(きちんと書いているのは、上2つは記載あり。最後のは記載なしだけど、予測可能です)

 

 保険というと、家に続いて非常に高いものになります。ただ、万が一に備えるためにも必要なものではあることは確か。

ただ、その万が一を多めに見積もることで、生活が苦しくなるなら本末転倒ですから。

理想は、ある程度の貯蓄を用意して、万が一に対してのみ備えるというのが一つの手かなぁと思います。学資保険とかするなら、先にためておけばいいわけですし。。。

個人年金や生命保険も貯めとけばいいかなとは思いますが、これはこれで税金の軽減措置があるので、ある程度はしつつ。。。というのが効果的なのかなと。

 

月々に支払う保険料は無視できないものになりますから、やはり保険については、適宜見直していくのが大切なんだろうなぁと思ってます。

生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

生命保険の「罠」 (講談社+α新書)

 

 以下、いろいろと勉強になったことを記載。

保険会社の営業手法

保険会社の営業手法としては、次の3つが主なところ。

  • 「おまけ」でつる
  • 「極論」に振る
  • 「信者」にする

 「おまけ」でつる

お祝い金がついているもの。

お祝い金:数年間病気にならなかったりして、保険支払いがなかった場合に一部お祝いとして支払われるもの。

あと、特約をたくさんつけて保険料のつり上げ。

 「極論」にふる

CMとかのがんになって、そのとき困ったとかの話をする。

死亡保険でも、植物人間状態になったら全額でるというのを利用して、死亡保険を一家の大黒柱だけでなく、配偶者や子供にまでつけさせることもある。

「極論」自体、10%未満の天気予報でいえば、晴れの状態で傘を持ち歩くか?ということでもある。あえて、どのくらいの人が対象となるのか?の話はでない。

ただ、万が一の金額はでかいのでそれなりの配慮が必要。

「信者」にする

更新や保険の見直し時に、同じ保険で保険料があがるということを指摘し、一緒に怒る。こうすることで、一体感がでてきて、信者となる。

相見積もりをとる人には、一生懸命やって出した保険内容であり、自信がある。ほかのところの話を聞くなら、自分のところとは契約しないという形で縁を切るそぶりを見せる。一度仲間となって信頼感ができていると、それで契約を結ぶ場合がある。

 

保険会社の利益の仕組み

保険会社だって、株式会社で慈善活動ではなく、営利活動をしているわけですから、利益の最大化に向けて動くわけです。

保険会社の利益を考えると、ざっくりと次のように書けます。

 

保険会社の利益 = お客様の保険料 - 支払金 - 事務処理費(経費や人件費)

 

保険会社の利益をあげるには次の3択。

  • 保険料を増やす

    方策:①保険に入る人を増やす

       ②保険料を上げる

  • 支払金を減らす

    方策:①支払金の支払い条件を厳しくする。

       ②支払金の審査を厳しくする

    未払金で問題になったところ。

  • 事務処理費を減らす

    方策:①人件費を減らす(ネットとか)

       ②手続きを簡素化する

こうみると、CM代とかは、保険料を増やすための経費ということになるわけです。

 

 保険での一生涯の基準年齢

 保険での一生涯は、アフラックの場合106歳。会社によっては、110歳に設定しているところもある。

昨今の最高年齢が116歳。平均寿命が男性80.5歳、女性86.83歳(2015年)。

基本、保険料で損をしない仕組みになっている。

60歳までで払い終わり、その後保険料無しとかは、さきに106歳までの金額を払い終えているだけ。

106歳以上まで長い生きすれば、60歳までの払い終わりの保険でようやくもとが取れる。

 

 保険の本質を見据えた入り方

  •  高利回りで貯蓄性が高い保険は、「保険だと思わずに」大事に続ける
  • 万が一に備える保険には、「貯蓄性など期待せずに」ひたすら低料金のものを利用する。

二番目のについては、「グループ保険」等にはいれるなら、それにはいってしまったほうがいい。シンプルな保険内容なので、保険料も抑えられる。

あと、保険外交員が勧める保険と、本人が入っている保険は異なる。勧められて断りにくいなら、逆に、「この保険に入りたいか?」、「どの保険に入っているか?」ということを聞いたほうがいい。

保険外交員は、保険のプロ。プロが入っている保険に入ったほうが安心感もある。