ガンダムUCの地球編最終章。
最後に、無事に宇宙へ飛び立っていきます。
UCの新しい可能性が見えてきたところで、終了。次が気になる。
La+プログラムの最終目的地はどこなのか?そして、いろいろと巡らせる想いはなんなのか?それが気になります。
タイトル通り、UC1号機(ユニコーン)とUC2号機(バンシィ)がバトルわけですが、なかなか面白い。なんつうか、ZやZZのころを思い出させる展開があると、面白いなぁ。。。って思わされます。
アニメが着々と進んでいるので、ぼちぼちペースをあげて終わりまで読んでおきたい。原作読んでおいてから、アニメを見たほうがイメージや違いがわかるわけですから。アニメが来週から地球編へ突入。
時間はないぞっと。
機動戦士ガンダムUC(7) 黒いユニコーン (角川スニーカー文庫)
- 作者: 福井 晴敏,美樹本晴彦,大森倖三
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/11/30
- メディア: 文庫
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以下ネタバレ含む個人的な感想なので、アニメ等楽しみにされている方は読み飛ばし推奨です。
マリーダさんと邂逅。ただ、マリーダさんは再強化されている。
再強化は、精神的なところと薬でやっているので、その洗脳は低い。ここが闘いに大きな影響を与え、そして、マリーダさんがジンネマンのもとに戻ってくる話になる。
ここいらの流れは、どこかZやZZのプル、プルツーやフォウ・ムラサメを思い出してしまい、うまく作っているなと思ってしまいます。
バンシィ自体は反則的な感じもしますが、ユニコーンとバンシィの闘いでいままでと違う光の中闘うところや、最後のガランシェールをUCが引き上げるのを見ると、サイコフレームには未知な能力があるのかもと思わされますし、操縦する人の気持ち次第であまりにも大きな影響を受ける装置なのだなと。リスクの高すぎる装置な気がしますね。
本巻では、オードリーが一度逃亡した際、コーヒーを飲むところでの言葉が印象的。
「なりふりかまわず飛び出してきたくせに、わかったつもりで立ち止まって・・・・・。私は、ただ逃げ出そうとしていただけかもしれない・・・」
自分の運命と向き合うという覚悟を決めた瞬間かな?と思えます。
あと、ここでのマスターの言っているガンダムの世界の中からざくっと切り裂いている言葉もいい。
「連邦政府を作ったのも、宇宙移民をしたのも、人間と地球を救いたいって善意から始まったことだ。地球に居残って、自分の子供に住み慣れた土地を譲り渡したいと思うのも善意。会社をもうけさせて、与えられた責任を果たそうとするのが善意なら、出世して家族の生活をよくしたいと思うのも善意・・・」
〰中略〰
「その善意を否定してしまったら、この世は闇だよ」
〰中略〰
「感情を殺して、全体のためだけに働ける人間っちゅうのもいるんだろうがな。」
ここらがいいよなぁって。
もともとよかれと思って始めたことが、徐々に姿形も変えてしまい、理念すら忘れて憎しみ合う。このスタート地点を思い出すことができれば、人間はもう少し分かり合えるのかもなって思えてきます。
あとは、アルベルトとリディはふられる形になるのがなんともシュール。
空いてしまったバンシィは誰が乗るんだろ?アルベルトあたりか?いや、それよりもリディがのって、バナージと宇宙で大争いしそう。。。