パリピ経済/原田曜平 ~流行が起こる仕組みをパリピを使って解説している感じです~
パリピ。テレビでちょくちょく聞く言葉。
どういう人たちか?というのは次のURLを参照。
うん、自分とは縁のない世界の人たちだなと。
フェスとかいかないし、とりたててクラブにいこうともしない。パンピー(一般ピープルの略)には関係のない世界かなと。
とガラガラとシャッター閉めてしまうと、ここで感想が終わるのですが。。。
それだと、せっかく本書を読んでも学んだことがないとなるので、それなりにまとめと感想をと。。。
パリピが流行らせたもの
- ハロウィン
- 自撮り棒(セルカ棒)
- リムジンパーティー
- ナイトプール
- オクトーバーフェスト
- ラン系イベント
- ULTRA
などなど。
うん、一度もでたことのないものがたくさんある。おそらく自分は流行からほど遠いところにいるってことを再認識。
本当に流行っているのか、はなはだ疑問なところもありますが。。。
パリピの位置づけ
イノベーター理論によると、若者トレンドの伝搬経路は次のようなもの。
この最初のトレンドをイノベータが仕掛けて、それをいち早くキャッチするのがパリピ。パリピが乗ってこないと、トレンドにならない。
そういう意味でも、トレンドが流行るかどうかは、パリピがキーを握っているそうです。それは、「普及率16%の壁」なるものを超えれるかどうかのキーとなっているから。「普及率16%の壁」は次のようなもの。
全体の16%に普及したものは一気に普及していくというもの。
こう思うと、最初の入り口の肝となるのが、パリピの位置づけとなります。
なお、イノベータとアーリーアダプタの違いは次の通り。
イノベータ(革新者)とは、とにかく新しいものに真っ先に興味を持ち、最初に買う人。ただし感度が高すぎる・早すぎるため、彼らどまりで大衆に普及しない商品も多々あります。
アーリーアダプタ―(初期採用者)とは、積極的な情報収集を経て、早い段階で購入を決意する人。オピニオンリーダーであり他の消費者への影響力も大きいため、彼らが目をかけた商品はしばしばヒットします。本書では、彼らを「パリピ」と呼びます。
アーリーマジョリティ(前期追随者)は、平均的な人々よりは早く新しいものを入れる人。
レイトマジョリティ(後期追随者)は、新しいものに対して懐疑的で慎重派の人。周囲の多数が買っているのを見てようやく安心してお金を出します。
ラガード(遅滞者)は再保守の人たちです。流行に関心が薄く、商品もしくは流行が定着するまで採用しません。
こうみると、先駆者がチャレンジして面白そうと思ったものを見て、初期に手を出してみる勇気のある方々がパリピということなのでしょうね。
ただ、みんなで盛り上がるという点ではいいのかも。
ふと思い出すのが、スマホの広がり方でしょうか。本書でもiPhoneの流行が書かれてますが、スマホの出始めに買って使っていたら、結構周りに使い勝手どう?とかいろいろ聞かれましたからね。そのあと、一気に1年、2年くらいで周囲の人たちがスマホにしていっていったのを見ると、意外と普及率16%の壁というのは当然なのかもしれません。
ただ、自分はAndroidを使っていますが。。。
ここまでまとめてみての感想として、やはりパリピの世界は、自分とは縁の遠い世界だなということ。
ただ、新しいモノには興味があり、ガジェット系もちょくちょく買うし、スーパーとかで新しい製品があったら、興味を持って買うこともある。ただ、情報を集めてまでというのは少ないのと、ハズレを引くことが多いですけど。。。。
そういう行動がもしかしたら、流行の兆しとなるということでしょうか。