47都道府県これマジ!?条例集/長峰超輝 ~不思議な条例もあるものです。~
地方議員が何をしているのか?
というのがたまに思う疑問です。
統一地方選とかあっても、結局国会議員や、国の方針、法律というところで縛られてしまい、地方の独自性とかないんじゃないかというのがありまして。
もともと、条例自体は、すでにある法律の補足や法律のないところを規定するものです。なので、法律の枠内を超えることができないです。
(法律も憲法の枠組みを超えれない)
ただ、現実的に考えると、路上喫煙NG、駐輪NGとかの条例がでてきており、地方独自の形での条例があるのかな?と思うところもあります。でも、似たような条例が多々あるので、どうなのかな?と思うところです。
本書では、各地方での独自色のつよい条例について記載があります。
簡単に抜粋すると、次のような条例がでてきてます。
- 地球温暖化対策条例(千代田区)
- 美しい星空を守る井原市 光害防止条例(岡山県 井原市)
- 環境にやさしい事業所登録事業実施要綱(香川県 丸亀市)
- 市税に関する文書の様式を定める規則(愛媛県 松山市)
- おっぱい都市宣言(山口県 光市)
などなどです。
おっぱい都市宣言は、こういう内容
タイトルだけみると、おいおいとなりますが、内容を読んでみて、へーそういう意図があったのね、と思うことがあります。
子供、子育てという観点を総称してこの宣言というのはいいかなと思います。「おっ」と思ってついつい文章を読むつもりになりますしね。
実際になるほどなと思ったのは、松山市のは原付のナンバーが雲の形になってもOKというやつです。
『坂の上の雲』のまちを走る「雲をイメージしたかたち」のナンバープレート 松山市ホームページ
こういうのは独自性がでてきていいなぁと思いますが、そのあと真似するかのごとく、ものすごく種類が増えましたからね。。。
他所のいいところを真似るのはいいとも思うけど、すぐ真似をしたりしてるのをみると、もう少し考えてほしいなぁと思うところもありますが。。。
日本人らしい気もしてます。
少し古い本なので、現状だと情勢が変わっているところが多々あります。なので、現実的にこの本に載っている条例が残っているかどうかも不明です。。。
地方議員で頑張っている方がたくさんいるのは理解してます。ただ、もう少し独自色を出す頑張りを期待したいかなぁと。。。
どうしてもニュースで見るのは全国のニュースが多いからかもしれません。。。