幻想交流/芝村裕吏 ~高速道路建設を舞台というので結構面白いかなと思えます!~
最近、読書メータで紹介されていたので、通勤中読んでみました。
53章と長く感じるのですが、1章あたりあまり長くなく、さくさくと章が進んでいき非常に読みやすいです。
会社の通勤で一日くらいで読み終わりました。
設定は非常に面白く、こういう設定はなかなかないと思って、楽しく読み進めていましたが、読み終わってからの消化不具合っぷりがひどかったです。。。
なんだろ、最後の駆け足で進んでの、強引なまとめっぷり。
ちょっと大事なところなのだから、しっかり書き込んでほしかったかなと思うところが多々あります。それでもいいと思うのが、設定がいいというところ。
新東名を作っているときの裏話という形で、その中ででてきた幽霊のような存在。昔、東名を作るときにでてきたのだけれど、土を盛ることでなんとか対策をした。今回はそれがだめだから、どうやろう。。。というところ。
そのあと、うまく幽霊と交流していくのだけれども、そのとき前提として、こちら側からは声だけが伝わるというところ。こちらは向こうの声や状態を見ることができるというのに。
このなかなかつながれない環境というのは面白いなと。。。
要は、ずーと電話でつながっているようなものですからね。電話で話しながら、物事にあたっていき、目的地を目指していく。その中で出会いあり、戦闘ありとなるので非常にいいなと。。。
それと、土地勘があるので、どういうところか想像がつくのがよかったです。だからこそ、その土地の小ネタを仕込んでほしかったかなと。ナガシノなら、長篠の合戦を模擬して、3段撃ち的なことをしてもよかったと思うしね。。。
あと、各都市の特徴がもう少し盛り込めてたらなおさらよかったんですけどね。。。
たまには、こういうコラボのものを読むのもいいのかなと思います。
ただ、もう少し最後のところをしっかりと書き込んでくれるとよかったかなぁ。。。
読んでて、ドライブにいってもいいかなぁと思えてきますね。。。
トヨタさんとか見えないかな。。。