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Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

侠飯3 怒濤の賄い篇/福澤徹三 ~あいかわらずおいしそうなご飯がたくさんでてきます。うまそう。。。~

侠飯の第3弾。

 

相変わらず、面白い。

2巻から、どうやって柳刃たちが潜り込むのか?というのが一つの要素となっていますが、今回はそれがわかりやすいというか、唐突。

任侠の客人として、入ってくる。

そして、賄飯のルールとして1人300円というルールをしかれて、その中でいろいろとうまいご飯を用意するという。。。

最後は、柳刃たちの狙いを無事にクリアにして去っていくわけですが、この勧善懲悪っぷりがきもちいい。このまま話を続けていってほしいし、また、話の中で2巻の人たちがちらっとでてくるのがいいですね。なんというか、話が続いていっているという感じもするし、いままでの人たちのエピローグを読んでいる感じがしていいですね。シリーズで読んでる人に、「おっ!」と思わせてくれる仕組みはうれしい。

 

今回もまた、柳刃や火野が結構いい言葉を言ってるんですよね。こういう言葉をさらっと読ませてくれるのも本書のいいところかなと思います。

  • 「安易に解答を求めても、頭でおぼえたことは身につかん。凡人は骨身に沁みる思いをしなきゃ、ほんとうの意味で学べんからだ」
  • 「おまえが生まれていない世界があるとすれば、おまえはこの世界を認識できない。だから、生まれてこなきゃよかったと思うことすらできない」「反対に今この世界では、おまえはすでに生まれてしまっている。すでに生まれてしまった状態で、生まれてこないという願望は実現できない。ゆえに、おまえは不可能を求めているんだ」
  • 「誰かにしてもらったこたあ、死ぬまで忘れねえ。けど、誰かにしてやったことはすっきり忘れて、見返りを求めちゃいけねえ。情けはひとのためにならず、っていうとおり、ひとに情けをけkるのは自分のためなんだ」
  • 「情報は発信者の思想に偏る。つまり情報は操作されてるんだ。そんなものにまどわされず、まわりを見ろ。いま、おまえの目の前にあることだけが真実だ」

あと、主人公の思ったこともなるほどなと思うこともあり。

美女をはべらせようと取り巻きを引き連れようと、しょせん金が目当ての連中である。そんな奴らに見栄を張っても、金欲しさにぺこぺこされるだけで、心からの損益は得られない。

それで満足できるあんら、人間関係を金で買ったにすぎない。金で買った人間関係なら、金の切れ目が縁の切れ目で、自分が困ったときは見捨てられるだろう。

金の切れ目は縁の切れ目というけど、なるほどなと。

ちょくちょく読み直してもいいけど、おいしいご飯食べたくなるんだよなぁ。。。

 

さて、侠飯を振り返ってみると、1巻は、就活生、2巻は、追い出し部屋、この3巻は任侠。さて、次はどういう話になっていくのか?というのも気になります。

可能なら、1~3巻からでてきたキャラがもう一度柳刃や火野とコラボするような話がでてくると面白いけど、柳刃たちの任務から考えると、難しいだろうなぁ。。。

 

とはいえ、次の話がでてきたら、購入して読むことになりそう。。。

侠飯3 怒濤の賄い篇 (文春文庫)

侠飯3 怒濤の賄い篇 (文春文庫)