Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本/田口力 ~非常に勉強になりました。~

 GE。トーマス・エジソンをルーツとする大企業。

ゼネラル・エレクトリック - Wikipedia

 言わずと知れた、グローバル大企業です。

世界ランキングでも9位と恐ろしいくらいの規模。日本のトップのトヨタ(31位)の時価総額1.5倍。

世界時価総額ランキング2016 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2016

 

世界にいたるところに拠点があり、仕事している。とんでもない企業。

その中で幹部候補となる方の教育をしていた方の本。時間をおいて何度か読み直してもいいと思えるくらい内容がどっさりあります。一度の読書じゃ吸収しきれないくらい。

これが実践できるようになれば、自分がどんどん成長していくんだろうなと思える内容です。少しでも自分が変わっていくというよりも、自分が進化していくという感覚になっていくんでしょうね。

その領域に立てるとすごいだろうな。。。

 

仕事の基本というけれど、内容としてはシンプルな感じがしてます。

  • 自分を知る
  • 自分を伝える
  • 自分で考える
  • 自分を鍛える
  • 自分を変える
  • 自分を導く
  • 他者を導く

この7つ。

読んでいると、日ごろ自分が考えていることや気にしていることが多数あるんです。それがあるというのが安心感もありますが、それ以上のことを多数書かれています。こんなにもすごいことを考えているのか。。。と愕然とさせられます。

そういう中でなるほどなと思いったのは3つ。自分を知る、自分を鍛える、他者を導く。

 

自分を知る

自分の強み弱みを分析する。自分の強みが何か?それがわかれば、それを重点的にのばしていたったほうがいい。

同じ投入量(労力や時間、コスト)を、弱みを改善することに投資した場合より、強みに投資した場合のほうが、結果・効果が大きくなるからです。

とはいえ、明らかにボトルネックとなり、仕事ができなくなるくらい支障があるものは、最重点で取り組み克服する必要があります。

 

失敗するときのパターンはだいたい次の3つがかけたとき

  • 柔軟性
  • 社会的責任
  • 対人関係能力

当たり前だけど、失敗する要因がわかっていれば失敗する確率をかなりの高さで防げる。ただ、成功するかどうかは運次第。運を手繰り寄せるには、失敗しない環境を用意したうえで、あがくということが大切。

あとは、自己評価と他人の評価との差について。

自己評価と周囲の人からの評価が一致していれば、あまり大きな問題にはなりませんが、一致していない場合、例えば自分はよくできていると思っているのに、周囲はそう思っていないパターンでは、その原因をよく考えなければなりません。

 コミュニケーションがとれないなら、相手には日本語が通じないと思って接すること。

 

自分を鍛える

自分に投資をする。目安としては、給料の6%。25万とすると、1.5万程度。年間でいけば、18万。かなりの金額です。

企業の研究開発費用が5~6%程度といわれてますから、自分にも投資をしていかないと成長できない。

今は一番いい評価でも、成長しなかったら、来年は普通の成績になり、その後は落ちこぼれになってしまう。いい評価を常にキープするには何かしらの成長を続けていく努力をするしかない。その内容が自己の成長につながるものであればOK。

困難なことにも逃げずに、自分自身にチャレンジする。そうすることで、修羅場の中での新たな成長があるわけですから。

GEでは次の言葉がいわれるようです。

学ぶことをやめたら、その時君はGEを去れ

恐ろしい。。。それくらいの覚悟をもって取り組まないと。。。

 

他者を導く

全員がリーダーシップをもつことで、より加速的な仕事ができる。

新幹線は、全車両にモーターがついているから速く走れるのです

 

リーダーシップとマネジメントの違いは、次のこと。

自分の職務や職位に付随する権限を用いて人を動かすのがマネジメントであり、その権限を用いないで人を動かすのがリーダーシップである

そして、リーダーシップについては、自分なりの考え方をまとめることが大切。本のことをうのみにしてはいけない。。。

中長期的に相手といい関係を作りたいなら、損得勘定は捨てて家族みたいな人と思って対応する。相手にとにかく与える。ギブ&ギブ&ギブ&ギブンこのくらいのイメージでやらないとダメ。

 

上記のことも大事ですが、それ以前に大事なこととして次のことがあります。

仕事で大事なこと

仕事で大事なのは、WHYWHAT FORであり、HOWではない。HOWを先に考えると、手段のことを考えることしかしなくなります。それに対して、WHYやWHAT FORであれば、より根本的なことを考えるようになる。そこから新しい発想にいきつき、GAME CHANGEを引き起こす可能性がある。

この差が日本企業とGEの違いなのかもしれまないかなと。

 

こういうのを読んでいると、今のままでいいのか?と冷静に自分に問いかけ、じっくり考えて行動をおこさないといけないのでは?と思えてきます。