ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49/森時彦/ファシリテーターの道具研究会 ~会議をスムーズに進めるツールってたくさんあるんですねぇ~
ファシリテータ。
あんまり聞きなれない言葉です。
ファシリテーションという意味から掘っていったほうがいいかも。
wikipediaによると、ファシリテーションとは、次のことになります。
ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
会議をスムーズに進めるのに貢献してくれる人というのが、ファシリテータという意味ですかね。
ふと考えると、会議でても、何も決まらないことが多々ありますし、会議がだらだらと長くなってしまうこともたくさんある。むしろ、そういうのが多いですかね。
その中でたまに有意義だったなと思う会議にでると、物事が決まって、粛々と進んでいく、その会議に出ている人次第のところがあるのかな?と思ってました。
まぁ、前向きで「ごりごりやってくぞー」「変えてくぞー」という人が会議に多いと、いろいろと話が進んでいき、面白いのがあります。
でも、「やりたくない」、「変えたくない」というオーラに包まれた会議だと、なかなか話をしていても、ループ的に戻る。そして、何も決まらない。もしくは、「やらない」というのが決まる。
そういうのが続くと、やっててむなしくなっていきます。虚無感というか、なんというか。
そういう物事が決まらない会議や、だらだらしてしまう会議に使えそうな道具が本書には満載です。
実施例も書いてあるので、非常に読みやすいし、理解しやすい。もうちょっと説明が多くてもいいのでは?と思います。ただ、ツールの数が多いので、なかなか難しいのかもしれません。
読んでて思ったのは、QC手法に似ているのが多いなというのがあります。
魚の骨とか、パレート図とか、普通にQC手法で使いますから。それを思うと、製造業でQC手法を取り入れている人は、そのツールを使っているのではないか?と思います。
もちろん、QC手法にないのもたくさんありますから、使えるツールも多くあります。
自分がいいなと思ったのは、「リーダーズインテグレーション」。
読んでみると、上司と部下とでコミュニケーションをうまくとるための上司の自己紹介の場ということになりますかね。
批判的なこともでるでしょうから、上司側も覚悟が必要になるでしょうが。。。
相互理解が進むなら、いいツールだよなと。。。
こういうツールがいろいろあるというのを知っただけでも大きな収穫です。
一度ファシリテーションの本をしっかり読んでみようかな。
ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49
- 作者: 森時彦/ファシリテーターの道具研究会
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/03/14
- メディア: ペーパーバック
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