普段読むニュース。
そのニュースをどう読めばいいのか?
それについて書いてある本。
その冒頭にこういう言葉を書いてあります。
ある程度の知識水準を超えれば、個人投資家と機関投資家でさえ、違いはほとんどないという私の考えです。
~中略~
勝ち続ける個人投資家と負けてばかりの個人投資家との間には、情報源や分析手法自体に、世間で思われているほど大きな違いはないのです。
情報を受け取り方は同じでも、そこからの考え方や思考の仕方に差がでるのは、「事実」をもとに予想しているかどうか。
予想すること自体は、決して間違いではありません。
ただし、投資で勝ち続けるためには、何らかの「事実」に基づいて予想を行う必要があります。
そして、その事実は、「ニュース」の中にあるのです。
「事実」に基づいて、甘い予想をして、現実的な予想をすることで、どうなるか?ということをもとに視野をおいていくことが大切。
株とかでも、上昇しているときにまだ行くだろ、と思ってたら、あれよあれよと気づいたら購入金額を下回るくらいに下がってしまうことも多々。
あまい予想というよりも、願望であがってほしいと考えるからなんでしょう。。。
でも、予想をシビアにやりすぎると、少ない利益で満足する形になってしまう。その判断が肝なんでしょうかね。。。
投資で勝ちたいならば、
投資で勝ちたいのであれば、「世界の視点から、金融市場のマネーの流れをつかむこと」に何より力を注ぐ必要があるのです。
ということのようです。
市場がどこに関心があるのか?それを見据えてうごく。為替であるならば、そこからの波及を予測する。
視野を特定の分野に絞るだけでなく、もう1つ、2つと大きな視野から落とし込むというイメージが大事なんでしょうね。
森から木、葉へ至るように。葉だけみてたら、その葉が成長しているのか、風で揺れているのか、もしくは、もうすぐ落葉しそうで揺れているのか?がわからなくなります。
この差が大きいんでしょうね。。。
うーん、情報をとっているつもりで、大事な視点が抜けていたと思わされる貴重な本です。
為替に向いているなら、FXへとか、株なら株、不動産なら、REITや不動産といった形で臨機応変にマネーが向いているところに手を出していく。それが一番大事なことなのかもしれません。。。
以下自分のメモ
市場:為替、債券、株、不動産、商品の5種類。商品は国境がないので、1つ。
エリア:米国、欧州、日本、新興国
この合計17マスに市場×エリアに金融市場がわけられる。
このマスの上でどういう動きがあるかを定点観測をする。
世界の金融市場や経済と言われるものの正体は、この17マスの上で4名のプレーヤーにより行われる、マネーの動きそのもの。
銀行:一般の企業と異なり、特別な企業。
銀行の活動を規制するルールが変わることは、市場に大きな変化をもたらす。
世界的に、大きすぎてつぶせない銀行30行が決められた。
日本では、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3つ。
仮に何か大きな不祥事や損失を出した場合でも、何らかの方法により救済されると考えるべき。
多くの規制という基本ルールの上での自由市場であることも投資判断の際には含めて考える必要がある。