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Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

私本太平記 八荒帖/吉川英治 ~隠岐の島から脱出か。。。~

隠岐に流された後醍醐天皇の大脱出劇。

 

その中に、女の争いがあったり、宮方の潜伏があったりとかなり盛りだくさん。

そのなかで一番すごいのは、脱出中の出来事ですかね。後醍醐天皇が乗船した脱出船が幕府方の船に追いかけられている中、小競り合いがおきます。その中で、身ごもっていた小宰相が船から突き落とされる。

手を下したのは、後醍醐天皇のお世話をしていた若い小姓(金若)ですが、それをおこなうように仕向けたのは、後醍醐天皇に寵愛されている廉子。

隠岐の島の間、小宰相は自由に動けたのに、廉子は監視が厳しく動けなかった。その中で、嫉妬がはじけたという感じでしょうか。

非常に恐ろしい。。。。

 

あとは、脱出のタイミングで仕掛けた後醍醐天皇脱出という情報がいち早く、宮方に展開されていき、あらゆるところで、活動が活発化。

その役割を果たしたのが、出没自裁な海賊岩松党。

脱出後の後醍醐天皇は、船上山へ。そこで、忠臣名和氏とであう。こういう地方の逸材が多く出てくるというのが面白いところ。戦乱期は本当にそういう感じがします。

 

この帖で思ったのは、隠岐の島を管理していた清高についてでしょうか。

幕府の命令で、後醍醐天皇を殺害に向かって、逆に潜伏した宮方の反撃+帝の脱出にさらされ、捕まり、脱出したのち、最終的には六波羅の没落時に自害をして果てるのですが、この権力に従う官僚タイプをみているようで。。。

こういう小心で正直で乗せられやすい、そして官僚肌からも脱けられない憐れむべき人物は、いつの世のどんな場所にもいる。しかも平凡な日頃の中にえてしている。

ここを見ていると、ちょっといろいろと考えさせられますね。

自分自身の想いで動いていればこういうこともなかったでしょうし。。。ただ、官僚的に考えるなら当然だし。。。

 

うーん、悩ましい。

 

この帖の舞台となった、船上山や名和神社隠岐の島とかいってみたいですね。

【とって隠岐コース】現地ガイドと行く!隠岐4島まるごとジオパーク体感コース | しまね観光ナビ|島根県観光連盟公式サイト

ジオパークでもあるので、じっくり楽しむことができそう。

うーん、ブラタモリでやってくれないかな?行く前にやってくれると、いろいろと事前勉強できるわけですし。。。