Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

IoTとは何か 技術革新から社会革新へ/坂村 健 ~どういう未来がくるのだろう。。。~

IoT。

最近よく聞く言葉。展示会とかいくと、かならずIoTの文字が踊っていることが多い。

コンピューターの組み込まれたモノ同士がオープンに連携できるネットワークであり、その連携により社会や生活を支援するーーそれがIoTなのである。

 

IoTが進む未来は次のように著者は想定している。

IoT化した世界の理想像ーーーあらゆるモノに超小型チップが付き、センサーネットワークにより状況(例えばある場所の温度や湿度、人がいるのかどんなものが置いてあるのかなど)を高精度に把握できる世界になると、さまざまなプロセスについて最適制御が行えるようになる。

現状、車の燃費向上も電気のスマートグリッドも、状況を的確に把握して、最適な制御をおこなうことで実現している。

それが進んでいくと、人間が快適に過ごせる時代がやってくるということなんでしょう。部屋に入って、体温があまりにも暑かったら、エアコンが効いてくれるとか、病気であれば、その旨がわかるようになったりと。。。

ある意味、便利な世の中が待っている気がします。

 

そこまでいくと、むしろ機械に生かされているとすら思えてきて怖いですが。。。

自らの意思で判断して、行動するという知恵や認識がなくなると、どうなってしまうんだろうと。

 

ただ、便利になっていけばいくほど、自然を求めて、あえて不自由な生活を求めていく人がでてくるんではないかと。

極端にならなくても、一時的なレジャー感で、山登りや沢下りとか、自然の力を満喫して、自らの力で生きているというのを実感するというのが求められていくのではないかなと。

一概に未来は予測はできないのですが、ぼやっと考えておくのもいいのかもと。

 

自然的な生活をしながら、IoTの便利さを満喫できるという生活が流行的なスタイルになっていきそうな気がします。

場所も東京から1時間以内に動ける場所で。。。

 

最後にイノベーション的に物事が変わっていくのに大事なことを1つ。

イノベーションを起こすには、技術だけでなく、制度やものの考え方といった文系的な力もあわせ持つことが重要なのだ。粘り強く議論を続け、ゼロリスクの罠に陥らず、IoT社会に向けた大改革ができるかどうかが問われている。IoTを社会規模で実装して、全体としての高効率化や、安全性向上と個々の利便性の向上の両立という果実を得るのに必要なものは、技術や生産設備よりむしろそういう社会の強靭性なのだ。

 社会を変えていくという文系的な仕事が重要になる。ここを見据える政治家がでてきてこそ、IoTが加速化していくんでしょうねぇ。