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Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

博士号について その2 ~博士の就職事情~

博士の就職事情についてです。

 

博士の就職事情は、非常に厳しい。おそらく修士で就職したほうがいいのでは?とすら思えてしまうほどです。

 

博士の主な就職先は、次の3つ。

  • 大学に残る
  • 公的機関の研究所へ行く
  • 企業へ就職する

この3つを書いて思ったのは、どの道も所属している研究室の教授の人脈次第だろうなと思うところが多々。

まず、大学のポストは、少子化の関係でどんどん少なくなっていってます。さらに、産官学の連携の観点から、民間(企業)からの人をある程度引き入れることも進められており、大学に残るのはなおさら厳しい状況となります。

仮に大学に残っても、研究室のお金は毎年減らされているわけですから、企業や公募で研究費を引っ張ってこれなかったら、研究が成り立たない。

公的機関の研究所も、博士をもっているのは当然、研究所が力を入れていきたいテーマかどうか?というのもあり、なかなか厳しいです。限られたポストへみんなが殺到します。

とはいえ、この2つは人気も高いので、熾烈な戦いがまってます。

 

最後の選択肢、企業へ就職する。

現実的な感じがしますが、これがなかなか難しい。

基本、博士課程に進むと、専門的な内容にどんどん進んでいってしまいます。その中で論文を出して、学会で発表してとしていなかいと、博士号を取得できませんから。

大学で研究テーマとしているものは、どの内容も各分野で最先端ですし、テーマとしてある程度の盛り上がりがあります。その流れに乗らないとなかなか成果をだせない、学振とかで資金を獲得できないというところもあります。

この専門家という肩書が、企業にとっては扱いづらい。あと、専門分野が企業とマッチしていればまだ入りやすくなりますが、専門分野から外れると、あっという間に採用対象外となる可能性が高いです。

 

こう考えると、博士課程に進むと、就職が困難な感じがしてしまいます。実際に、そのとおりだというのをよく言われます。

ten-navi.com

博士というと、いろいろとすごい人だと思われがちですが、一時期、博士の村というのも話題にあがり、博士の行く末が非常に怖いものになっています。

matome.naver.jp

上記を見る限り、半分程度しか正規職業に就職できない。その中の6割、つまり全体の3割は、医療関係。残りの2割が企業やアカデミックに就職できた人。

つまり、なかなか就職にありつくことができない。

toyokeizai.net

ここなんですよね。

企業に就職しにくくなるというのと、アカデミックのポストが少ないというのを考えると、博士号を取得するということにメリットが一切ない。

まぁ、あるとしても自己満足か、大学に就職できたら、講師より上にあがっていけるというメリットというところでしょうか。

 

 

自分自身は、企業で働いている側になります。共同研究していたから、運よく拾ってもらったというのが大きいです。

企業に入って思ったのは、大学に残って得られる給料や研究費が、企業では、規模が大きくなる。特に、理論をやっている研究室から企業にいくと。。。

この面から考えると、よかったのかもと思ってます。ただ、やることに対する自由はないですけどね。。。そこいらは、給料をもらっているから、仕方がないものだと思ってます。

 

ここまで書いていると、現状、博士は企業に必要とされていない感じがしていますが、少し希望の見えるニュースもあります。

中国では外国人労働者のクラス分けして、特定のランクになるとビザ発行を簡易化するなど優遇をするようです。17/4から施行のようです。

その中で、博士取得者は、学位の面では相当大きなポイントを稼げるみたいです。 貴重な存在で、価値があがるかのように思えますが、むしろ持っている企業勤め人は海外赴任要員になりそうで怖い。。。

www.dir.co.jp

こういうのが増えていくのであれば、博士の価値は少しは上がっていくのでは?と思ってます。本当に、海外では博士号の価値が高いようですが、日本ではとんと評価の低い博士号。

ここまで書いてみて思うのは、意味があるんですかねぇ。。。