以前本屋で見つけていて興味があったので、購入リストにいれていたのをようやく購入して読んでみました。
たしか、ナツイチとかの本になってたような気がします。
伊坂幸太郎さんの短編集。1つ1つの短編集は短いので、空いた時間にさらっと読むことができます。
読んでみていて、短編なんだけど読み応えが非常にあるいい本。読書感想文に書くのに話を膨らませやすい話が多いです。いまなら、読書感想文は怖くない!どの話も面白く多岐にわたるので読んでいて不思議な感覚にもっていかれます。
読んでいて面白かった短編は次の3つ。
- 浜田青年ナントスカ
- if
- 彗星さんたち
この中で、ifと彗星さんたちについて記載。
if。もし過去をやり直すタイミングがきたとしたら、どう行動をするか?過去の過ちを後悔しても過去は戻ってこない。それが目の前に戻ってきたとしたら。。。このifはいろいろなことを考えさせられました。
自分の中でのifはあるか?後悔してやり直したいと今でも思っていることはあるか?と言われると何個かはよぎります。ただ、自分の中ではそれが一つのターニングポイントとなっている気がして、今の自分を形作っているものと思っているのもあります。そう思うと、後悔をしていないのかもしれない。
ただ、別の道に進んだらどうだったのか?そう思うことが多々あります。自分の人生の岐路としては2つ。大学入学時と、就職活動時。この2つを選んだ以外の道を選んだら、いったいどうなっていたのか?ちょっと見てみたい気もしますが、それが見えないのが人生ですからね。。。
彗星さんたちは、仕事をしている人にとって大事なことを見せてくれる話です。新幹線の清掃の方々が注目されてます。そこにフォーカスをあてて、物語を紡ぐってすごい。この中でキーマンとなる鶴田さんの好きな言葉「常にベストをつくせ、見る人は見ている」。
この言葉は深いなぁと。なかなかできることではないんですけどねぇ。。。