Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ブラタモリ 10 富士の樹海 富士山麓 大阪 大坂城 知床 ~大阪の立地ってすごい立地なんですねぇ~

ブラタモリ本の10冊目。

ブラタモリの本が発刊され始めて、はや1年。あっという間に10冊目ですか。早い。ある意味ついていくのに精いっぱいです。

 

今回の話は、富士山、大阪、知床の3つ。

個人的に面白かったのは大阪、大阪城のところ。

今見えている大阪城が、実は江戸時代に徳川幕府によって建て直されたものだったというのが驚きというか。

そして、石垣も豊臣時代のものをすべて覆いつくし、まるで豊臣時代がなかったものとして示すかのごとくの状態にしているのが興味深い。ただ、隠れてはいるけども、いまでも豊臣時代の石垣があるというのも興味深い。

 

それに、大阪城の立地が台地の上にあり、さらに南側以外がほとんど湿地状態にあったというのがね。。。その南側の弱点を防衛したのが、真田丸というのも納得が行きます。道理で、真田丸が激戦区になるわけだわとも。

それにしても、地理的なことを踏まえて考え、当時のことを考えると、あんな広い台地にあって、攻めやすそうな大阪城をなぜ大坂冬の陣で徳川方が苦戦したのか?というのが見えてきて面白い。

結局、堀による防衛と湿地の2つで思うように部隊を動かせなかったというのが大きいのだろうなと。

 

こういうのをブラタモリで見て、なるほどと合点がいくとともに、どうして秀吉がそこに作ったのか?というのも見えてきて、妙に納得が。そして、信長がどうして本願寺との闘いに時間がかかったのか?というのもわかります。

大阪って、京都と奈良といった重要拠点であり、消費地の入り口として機能するわけで。。。

信長が、安土に城を気づいたのも琵琶湖の物流を抑えるためとの話もありますし、信長と秀吉がいかに物流の重要性を考えていたのか?というのが見えてきます。

むしろ、物流の拠点であり、最大の防衛拠点となる大阪というのがいかに重要であり、貴重な場所であったのか?が見えて面白いなぁ。

 

さて、次の11巻はいつごろでるのかな?気を長くして待つ必要もない気がしますが。。。 

ブラタモリ 10 富士の樹海 富士山麓 大阪 大坂城 知床

ブラタモリ 10 富士の樹海 富士山麓 大阪 大坂城 知床