以前に読んだ本にでてきたアドラー心理学。
ちょっと気になっていたので、読みやすさを優先してコミック版を読んでみました。
うーん、なかなか理解ができていないというのが素直なところです。
ただ、生きていくうえででてくる劣等感。そこについての定義づけというか、説明があり、そこが参考になったかなと。
人はもともと「優れた自分になりたい」という目的を持っています。その理想状態(プラス)から見れば、今の自分は必ず劣った存在(マイナス)です。それを劣等感として感じるわけです。そして、より優れた自分になるために努力をします。
劣等感の位置づけが、自分自身の考えている理想と現実とのギャップであるというのであれば、そのギャップがどのくらいのものか?というのが見えれば、そこを埋め合わせていく努力をしていくことで、いづれは理想な状態にたどり着けるのかもしれない。
その劣等感との向き合い方には2種類あるようです。
1つめは「優越への努力」
「人より優れたい」「あいつに勝ちたい」⇒人との敵対が前提。失敗は敗北
2つめは「完全への努力」
「共同体を成長させたい」「誰かの役に立ちたい」⇒一体感の中で頑張れる、失敗は共同体にとって財産
この2つの違いを知ると、面白いなと。
ついつい競争となると、勝ち負けだけを考えますが、その中で得られたものが血肉となることもある。劣等感の向き合い方をしっかり見据えておかないと、負けたこと=敗北と考えてしまいがちです。
何か取り組むことで得られたものがあるのであれば、それを血肉として力をあげていくのにも使えるというふうに考えてもいいのかもしれない。
優越への努力と、完全への努力は、わけるものではなく、似たようなものなのかもしれませんねぇ。
いろいろと勉強になるところはおおいですが、すこしづつ理解を進めるようにしておこうかと思います。
心理学はいろいろと奥が深い。。。。