人口減少の影響を描いた衝撃的な本。
人口が多く流入する東京都ですら、人口減に突入しはじめている。それは、地方の人口が減り、東京へ行く人々が減っているから。
東京へ行った人達が、全員が全員お金を稼げる仕事に就けるわけでもないので、結婚というところまでたどり着けない。特に、豊島区がその影響が大きいようです。池袋とか人が多くいるけど、単身者が多いようで。
そういうのを考えると、国が子供を増やさないといけないというのもわかるような気がします。
その考え方の中で、外から人をきてもらう村おこしというのに対して、残っている人を大切にしていくという考え方もある。
あとは、残っている人たちが移住することで廃村となっていくところもある。そういうのを考えていくと、徐々に人が集まっていき、行政の規模が小さくなっていくんだろうなと。
そんな中で読んでて衝撃だったのが、財政破綻した夕張の現状。
財政破綻すると、予算を建てたもの以外は何もできないんですねぇ。そして、市長の給与も非常に安い。。。
さらに、サービスも削りに削っているので、住民のサービス満足度が下がり、人口の流出を防ぐことができない。本当に負のスパイラルになっていて、2回目の財政破綻もありうるとか。。。
そういうのを考えると、都市部に人が集まっていくというのも仕方がないのかなと。行政がコンパクトにすることで、維持費を下げていくという状態になっていくのも将来的にでてくるのかもしれない。
そうなると、伝統文化とかが廃れていくというのも考えると、やるせない気持ちになってしまいますが。。。
そんなことを読みながら考えさせられた本です。。。