Otra célula del cerebro

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プライベートバンカー カネ守りと新富裕層/清武 英利 ~住んでいる世界が違いすぎる。。。~

「しんがり」を買った際にあわせて購入した電子書籍

読んでて面白かったです。

パナマ文書等で話にあがる脱税というか税金のかからないところに移住してしまったり、資金を移したりする人たちの金の番人についてです。

 

5年間という期間をどうすごすか?というのが面白いような、でも、5年間も何もせずに過ごすのはつらいですしねぇ。

特に、日本語しかできず、決まったパターンでしか動けないと、つらいかなと。そういう面で考えると、社交的になるか、それとも、英語が使えて、好き勝手動けるようにならないといけないんでしょうねぇ。

 

この話で、ちょっと怖いかなと思ったのが、プライベートバンカーの横領の話ですかね。他人のサインを盗み見て、そこから偽造サインを使って、資金を横領したりして、勝手に売買をしてしまうという。。。

さらには、その偽造したサインをもとに、後見人も含めて始末するのも視野にいれるというあまりにも恐ろしい。

そういうのを防ぐために、何重にもチェック体制を作っているのに、そこにほころびを見いだしてしまう人がいるというのもすごいなと。

 

この本を読んでて思うのは、先にきちんと国の税金を支払っておくほうがいいですね。そこをうやむやにしてしまって、マークされるくらいなら、きちんと払っておいて、退散するというのがいいかも。

手切れ金のようにうまく支払ってしまうことで、がちがちのマークを離れるというかなんというか。

とはいえ、マークはされるんでしょうけどね。。。

 

自分には縁のない世界ですが、そういう世界があるというのを知る意味では非常に面白い本でした。

 

それにしても、証券会社の人たちはいろいろとニーズがあるんですねぇ。。。 

プライベートバンカー カネ守りと新富裕層