Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

論理学 考える技術の初歩/エティエンヌ.ボノ.ド・コンディヤック ~たかが考えるなんですよね。。。~

考える

単純な言葉で、深い言葉と思います。

 

仕事をしていたりすると、本当に考えたのか?と言われたりすることも。何度かそういうのを言われたりするので、いろいろと調べたり、仮説を立てたり、その検証をしたりとすることをして、自分の提案をしたりとかするように。

単純なんですがね。なかなかできることではない。たまにしかいいなと思う仕事って、できないのを思うと、まだまだという気もします。

 

株式取引も勢いでやってしまうところがあるので、何も考えていないですね。こっちのほうがまずい。。。

 

今回の主題である「考える」というのは知識を身に着けていくのに大事な要素。

本書では次のように書いてあります。

知識を獲得する唯一の方法は分析である。いかにして我々は分析という方法を自然そのものから学ぶか

分析というのは、なかなか聞かない話。

分析とは、ある対象が持つ様々な質を経時的な秩序に従って観察し、それらの質が外界において持つ同時的な秩序を精神においても与えることに他ならない。

分析というと、なかなか難しい。起こっている現象がどういうものか?というのを一生懸命調べていく作業。

でも、分析といわれると、化学的なところをついつい想像してしまいます。成分分析やら、そういうのを。

 

ただ、ここで書く分析というのは、対象に対して、どうなんだろう?と様々な角度で見ていき、そこの中に何かしらの理を見いだす、つまり考えるということなんでしょう。

それを身に着けるからこそ、知識を獲得するには、分析が必須であるのかなと。

我々が学ぶべき時に従うべきは分析であり、分析のみなのである。

この言葉もなるほどなと思います。

 

振り返ってみると、自身、あんまり考えることなく、論理的に物事も見ずに、勢いに任せて判断してしまっていることも多々。

その結果、手痛い失敗をしてしまうことも。

時間に追われているか、もしくは、考えるのが面倒になったときに、このパターンが多いですかね。。。

 

そんなことを思うと、じっくり物事を見るというのも大事なことなんだなと。

 

ただ、何個かは読み直したりして再度自分の身に着けるという行動が必要なのかもしれないかなと。

わからずにいることがたくさんありますから。

論理学 考える技術の初歩 (講談社学術文庫)

論理学 考える技術の初歩 (講談社学術文庫)