Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる/植田 和男 ~学ぶことが多いですねぇ。~

大学4年間シリーズは気が付いたら、3シリーズ目。

経営学、経済学と読んで、金融学へ。

2018年前期の放送大学で、金融学関連を受講するのを考えて、予習という意味も兼ねてます。

 

なるほどなというのが多かった。

最初に一般論的なところから入り、最後に、サブプライムローン電子マネーやインフレ上昇率について書かれており、参考になるところが多いです。

 

インフレ上昇率のところと、財政再建が急務となるという一見、関係の内容に見えて実はつながっているというのが面白い。

疑問に思っていたことがあったのですが、そこに対する答えを見たような気がします。

 

インフレ率が2%に到達していない

⇒日銀が国債金利を低水準にしておくことで、国債の利払い費を低く抑えることができる。

インフレ率が2%に到達する

国債の買いオペを控えるため、国債金利が上昇。結果として、国債の利払い費が高くなる。

ただ、インフレによって、国債の価値も下がり、税収も増えるので、この背反で、インフレのメリット・デメリットがどうなるのか?

 

順調に成長しているのであれば、国債利払いを抑えつつ、税収をあげて対応していくというのが手なのかなと。

ただ、リーマンショックのようなイレギュラーなことが起こった場合、どうなるのか?周りの諸国が一気に金利0化に突っ走っていき、財政再建への道を作っていったのに、日本はその余地がほぼなかった。だから、長期化するところもあったわけで。。。

この状況をどう脱却していくのだろう?現状を考えると、そう単純な話ではないわけで。うーん、難しいですね。

 

金融というと、わからないことばかりだけど、わからないから知らないというのではなく、少しは知る努力をしないといけないんでしょう。

そう思うと、放送大学の授業をきちんと理解するように取り組まないとなと。

ふと、そんなことを思いつつ、テストは持ち込み可なんだよなと。。。