Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一/夢枕 獏 ~面白くて一気読み。続きも読まないとな。~

以前に購入して放置していたのですが、GWに暇だなと手に取ったら最後、1巻終了まで一気に読み終わり。

いやぁ、面白い。

 

ちょっと物事がどう発展していくのか?というのが全然見えてこないし、空海がどう活躍していくのか?というのがまだ見えない。

 

ただ、映画化されていますし、その予告から楊貴妃とのかかわりがあるというのを考えると、どうつながっていくのか?というのも気になります。

楊貴妃 - Wikipedia(719ー756)

空海 - Wikipedia(774-835)

橘逸勢 - Wikipedia(782-842)

楊貴妃と時期が違うから、うーん、どうつながっていくのかな?

あとは、妖怪じみた話がどうつながっていくのか?というのが気になってはいます。

 

日本史や世界史を学ぶとでてくる著名人が多々でてくるところが面白い。

それと、空海の超人ぶりも味わえますし。

それにしても、空海のとんでもない資金力はどこから来るのか?というのが気になります。当時の貨幣でいくと、銅銭のはず。大量のお金をもっていくと目立つでしょうし。

うーん、謎。

 

だいぶ路線から外れましたが、本書で面白いと思うのは、人にものを習うときに、

たずねてゆくよりも、こわれてゆけか

この考えはなかった。

わからないものは、わからない。そう思って、専門書を読み漁ったりしてましたが、なるほどなと。

相手側もこちらに対してほしいと思うようなことがあれば、それをお互いに出し合う形になれば、ということですか。

なるほどなと。

 

それと、空海の次の言葉が耳に痛い。

知識というものは怖いものだな

知識は、人を明るくもするが、逆に盲目にもすることがあるということだ。

 

知識をもって、旅行にいくと楽しいのですが、そればっかりに気をとられていくと、素晴らしい景色とかを見過ごしたり、もっと大事なものを見落としたりすることがあるのだろうなと。

 

なかなか塩梅が難しいですねぇ。