Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

相手に「伝わる」話し方/池上 彰 ~具体的に話す。なかなかできないことですよね。。。~

池上さんといえば、非常にわかりやすい説明をされる方。

むしろ、あそこまでしゃべりたいとすら思えてくる。

「たとえ」とか「具体的」というのをうまく使って、視聴者の目線で話してくれているのがわかるからこそ、非常にわかるのかも。

 

他人に説明するのに、なかなか理解されずイライラすることが多々。

相手の立場やバックグラウンドを考えきれていないので、理解力に差があるのになかなか気づけていないのが原因なのかもしれませんけど。。。

ただ、それは相手に思いやりが足らないということ。

 

相手に対して思いやりがあるというのは次のようなこと。

どんなときも、まず「相手は何を一番に知りたいのかな。次は何かな」と話す内容優先順位をつけながら、話す内容を組み立てていくのです。「相手は何を知りたいのだろう」ということを、常に考えます。そして、そのためにはどんあことを話せばいいのか考えます。これが相手の立場に立ったしゃべり方です。

これが、思いやりなのです。

相手のことを思ってこそ、会話が成立する。

相手が知りたいであろうことを考えて、話をしていく。うまくネタのつかみが大事とか言われますが、つかみを用意したら、そこからぐっと引き込みつつ、その流れを大事にしていく。

まずはつかみを使って興味をもってもらう。そして、そこで早めにつかみの答えを用意しておいて、その次につなげていく。

相手に興味を持ち続けてもらうというのが大事。

 

うーん、なかなか難しい。

 

そして、その相手に興味をもってもらうためにも気を付けたいのが具体的に話すということ。

会話は、相手が参加してくれてこそ成立します。だったら、相手を話題に引き込む材料が必要です。それが、具体例なのです。あるいは、お互いがよく知っている固有名詞なのです。

さらには、「いつ、どこで、誰が、なぜ、どのようなことをしたか」という事実をはっきり示すことで、話がより具体的になります。

抽象論は眠くなる。具体論は相手が身を乗り出す。この原則を忘れないことです。

たしかに、抽象論で話されていると眠たくなりますしね。。。

具体論でわかる内容であれば、ぐぐぐっと興味を持っていける。そこが大事なところ。

 

最後に、他人に説明するというのがどんなにつらくても乗り越えるしかないんですよね。。。 

人は過保護では成長しません。

 人に説明するのが難しいからこそ、そういうのが求められたときにそれが必要となってくる。

だからこそ、大事なんだろうなと。

 

具体的に話す。そして、相手が興味をもってくれるようにつかみを用意しておいて、それに対して、うまく答えていく。

難しいなぁ。。。。 

相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)

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