カラー版 ハッブル望遠鏡 宇宙の謎に挑む/野本 陽代 ~望遠鏡を宇宙に持ってくこと自体がすごいことだわ。。。~
宇宙。
興味がつきない世界かなと思ってます。
もともと中学時代に、将来は宇宙に関する仕事に取り組みたいなと漠然に考えていて、その後の人生に影響を与えたといっても過言ではないですから。
ただ、その夢はいろいろとあって無残に砕け散りましたがね。。。それはそれでいい思い出と言えばいい思い出。
今の道に特に不満があるわけではないですし、宇宙のことには興味を持ちつつ生きている感じですかね。
そんなことを思い出しながら、本書をめくっていきました。
やはり、ハッブル望遠鏡で撮影されている画像はすごいの一言につきます。
ガス雲なんて、宇宙に存在しているのか?と思えることすらも写真で存在しているわけですし、地上からだと空気の影響で遠くまでくっきり見えないものが、宇宙に望遠鏡があるからこそ、くっきりと見える。その差がまざまざと見せつけられている感じがしてすごいなぁと。。。
ハッブル望遠鏡で撮影された写真を見ていると、地上からは点のようにしか見えない星とか暗黒にしか見えないところにも見えないだけで星が存在しているということ。
そして、光の距離で100億光年とかきいたことのないような距離のものでも観察ができるということ。
それにしても、ハッブル望遠鏡が作られ、そして最初のトラブルを超えて、本当の性能を引き出すまでの戦いというのが非常に面白い。
特に新しいことは、成果を出さないと認められないことが多いから、慎重になりすぎてしまうし、何か起こった時におたおたしてしまうことも多々。何かトラブルがあったとしても、そこでダメだと思わずに、現状できる最善のことに取り組むということが大事なのだなと。
そんなことを思いながら、自分を振り返って、すぐ匙を投げたがっている姿が思い浮かんでしまい、ちょっと自分に喝をいれた次第です。
ちょっと疲れてきたら、この写真をちょっと開いて見て、また力をもらおうかな。。。