Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町/島村 菜津 ~ある種一つの答えなのかも。~

スーパーとか、ショッピングモールとか、生活するうえでは便利なのですが、旅行にいくとついついノスタルジーを求めるというか、昔ながらの街がいいなと思うことも。

ただ、便利さを考えると、なかなか生活するのは大変だよなと思ってしまいます。たまにいくからこそ、いいなと思えるのではとかね。。。

 

ただ、そういうところも、過疎化が進んでいるのでどうなるのか?と思うことも。この問題に対して、どういうアプローチをしていくのか?

それの一つの答えがスローシティなのかもしれない。

スローシティ - Wikipedia

人口が5万人以下であることや、スローライフスローフードを推進していたりとかの条件がある。

どこか東京や都会と比べて、地元にないないと探していくのではなく、効率的なものを求めているよりも、地域の特徴を活かしていく。

 

本書のこの言葉が気になります。

生きている上で必要なものは何か。仕事や家や車やテレビ、ヴァカンスを手に入れたからといって、人はそれだけでは決して生きていけない。魚にとって水が必要なように、人が生きていく上で根源的なもの、それは環境であり、人間サイズの、ほど良い大きさの町だ。

このほどよい大きさという言葉が重たい。ほどよい大きさというのがね。。。

人が多いと公共交通機関が発達はするけども、渋滞とか人混みとかとは無縁でいられませんからね。

いろいろとトレードオフなのかもしれない。

 

世界的なトレンドが、エコに進んでいくのであれば、こういうスローシティのようなものこそが求められるのかもしれないのかなと。。。

ただ、ネットとかの進化での便利さは逆方向なのかな?そこいらはよくわからないですね。。。

 

最後に、本書を見る限りイタリアだけなのかな?と思っていましたが、世界各地にあるようです。日本だと、前橋市気仙沼市の2つ。

 旅行することがあれば、行ってみたいものです。

スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書)

スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書)