スーパーとか、ショッピングモールとか、生活するうえでは便利なのですが、旅行にいくとついついノスタルジーを求めるというか、昔ながらの街がいいなと思うことも。
ただ、便利さを考えると、なかなか生活するのは大変だよなと思ってしまいます。たまにいくからこそ、いいなと思えるのではとかね。。。
ただ、そういうところも、過疎化が進んでいるのでどうなるのか?と思うことも。この問題に対して、どういうアプローチをしていくのか?
それの一つの答えがスローシティなのかもしれない。
人口が5万人以下であることや、スローライフやスローフードを推進していたりとかの条件がある。
どこか東京や都会と比べて、地元にないないと探していくのではなく、効率的なものを求めているよりも、地域の特徴を活かしていく。
本書のこの言葉が気になります。
生きている上で必要なものは何か。仕事や家や車やテレビ、ヴァカンスを手に入れたからといって、人はそれだけでは決して生きていけない。魚にとって水が必要なように、人が生きていく上で根源的なもの、それは環境であり、人間サイズの、ほど良い大きさの町だ。
このほどよい大きさという言葉が重たい。ほどよい大きさというのがね。。。
人が多いと公共交通機関が発達はするけども、渋滞とか人混みとかとは無縁でいられませんからね。
いろいろとトレードオフなのかもしれない。
世界的なトレンドが、エコに進んでいくのであれば、こういうスローシティのようなものこそが求められるのかもしれないのかなと。。。
ただ、ネットとかの進化での便利さは逆方向なのかな?そこいらはよくわからないですね。。。
最後に、本書を見る限りイタリアだけなのかな?と思っていましたが、世界各地にあるようです。日本だと、前橋市と気仙沼市の2つ。
旅行することがあれば、行ってみたいものです。
スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書)
- 作者: 島村菜津
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 新書
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