Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?/ 戸部田誠 (てれびのスキマ) ~深いなぁ。。。~

タモリさんというと、昔は「笑っていいとも!」、最近だと「ブラタモリ」というイメージですが、この本はいい意味でタモリさんのイメージを崩壊させてくれました。

 

読んでて思うのはタモリさんって深い。深すぎる。

正月になるとブラタモリと、鶴瓶の家族に乾杯がコラボすることがありますが、どうしてこの二人が仲がいいんだろうと思うことが多々。

番組として真逆ですからね。しっかり下調べをしているブラタモリと、いきあたりばったりのように見える鶴瓶の家族に乾杯。この差がコラボするのが面白いんですけどね。ギャップをたのしめるというのも。

タモリさんの鶴瓶さん評が面白い。

彼は人間としての芯というか、男気みたいなものを持っている。だからちゃんと話せますよね。話っていうのは、そこを認めてないとどうしても上滑りというか、「この人にはここまで言っても分かんないだろうし、話す必要もないだろう」ってことになるんですよ。でも彼とはそれがまったくない

人間としての芯があるってのがいいなと。お互いが腹をだして話し合うことができているから、底からお互いを理解できているというか。。。

こういう関係の人って仕事でいるかな?いるようないないような。言っても伝わらないだろうなって人は多々いますが。。。

お互い信頼関係ある人は、一度大喧嘩した人ですかね。お互いの根っこがわかっているから、きちんと踏み込んじゃいけない領域も踏まえつつもなおさらがつがつとやれる。そういう人はいるけど、そこまで行きつくのは結構のエネルギーが必要なんですよね。。。そう思うと、そこいらをタモリさんは乗り越えてきたのかもしれないのかな?と思ったりします。

 

緊張することに対しての言葉が面白い。

緊張できるような仕事ができてるっていうことを幸せに思うことですね

なるほどなと。緊張をたのしめって聞きますが、それが何のことだろうって思ってました。その答えがこれなんだなと。

緊張するような仕事がきて、いま進めている。そこにいれるだけ幸せだと思っていくというのも大事なことなんだなと。

緊張することは名誉だと思うと面白いな。緊張していることが当然のこととなってくると、緊張することもなくなっていくわけですし。

 

あと、やる気についても面白い。

やる気のある奴っていうのは、中心しか見てないんだよね。お笑いっていうのは、大体周辺から面白いものが始まってくるじゃない。

やる気のある奴はそれみてないんだよ

自分のしたいことにがんがん進んでいくのはいいんだけど、周辺の変化を見えずに突っ走っていく。

それが行き過ぎると周りから浮いてしまうことも。だからこそ、周りの変化をとらえつつ、変化がでたところを面白いものと捉えていく。そういうことが大事なんだろうな。

そう思うと、仕事でも主流や花形のところを頑張っていても、そこはいずれは廃れていくかもと考えてみると、常に周りを見て面白そうなものを見つけていくというのも大事なのかなと。

こういう視野を広げるというのも大事なことだろうな。。。 

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?