Otra célula del cerebro

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リーダーの教養書 (News Picks Book)/出口 治明 ~教養ってないなぁ。~

教養ってなんだろうなと。

そう思うことがあります。

簡単に考えれば、知識が豊富でなにかあったら、その知識の中から解決策を導き出して、正しい道筋を立てれる力。そういうものかなと。

ただ、学校の授業で習ったことだけではだめですし、自分から学んでいくということをしていかないといけない。

そう思うと、自分から学ぶというのが大事。

教養とは自分の好きなものを学ぶことに尽きると思います。いくら学ぼうと思っても、嫌いなことはなかなか身につきませんから。むしろ嫌いだけど仕方なしに身につけるものは教養ではなくて、先ほどの先生の言葉で言えば「機械的な技術」にあたるのだと思います。上司から仕事に必要だから読めと言われて読む本と、自分が好きで読む本とでは、やはり違いますよね。

仕事で新しい知識や技術が必要になったときに、誰かから与えられるまでまつか、相手を探すか、それとも自分で身に着けていくのを考えるか。このどれがとれるかなんだろうな。

きっと、自分で動ける人ならば、相手を探してその判別がつくだろうし、確からしさも見えてくる。

そう思うと、自ら学ぼうという姿勢がどれだけ大事かと。。。

 

あと、精神論についての考察も面白い。

当時の日本の状況についてもよく言われることですが、「精神論だから負けた」というのが一般的な理解ですね。ところが実際はそうではない。因果関係が逆なのです。よく言われているように、精神論があるから負けたのではなく、負けが込むうちに精神論になってくるんですね。この動学的なプロセスが丹念に記述されていて、カーショーの「ヒトラー」には本当に目を開かされました。

 この精神論になったから負けたのがおかしいのではなく、負けそうだから、精神論になっていったというのが正しいのかと。

つまり、精神論がでてくる時点で、負けてしまっているということか。。。

そう思うと恐ろしい。

精神論がでてきた時点で、撤退戦を決め込むか、攻め方を変えていくのか?というのが大事なんだろうなと。

そういう目線ができただけでも非常にありがたい。

リーダーの教養書 (News Picks Book)

リーダーの教養書 (News Picks Book)