Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる/佐藤 健太郎 ~多少の失敗は許容していかないとね。。。~

 最近非常にお世話になっているKindle Unlimited本。

定額でいろいろと読めるのは非常にありがたい。ということで、また気が向いたら読むことになります。

 

さて、今回の本がリスクに関して。

ついついリスクを考えると、いいアイデアでも二の足を踏むことも多々。むしろ、エイやっと度胸をだしたほうがいいというのもありますし。

そう思うと非常に難しい。

 

このときに考えるべきは次のこと。 

リスクの高低は、「(起きた時の影響の大きさ)×(起きる確率の高さ)」で表すことができます。

 要は起きた時の影響が甚大ならやめといたほうがいいし、ほんのわずかな影響ならえいっとやってもいいんじゃないかなと。

ゼロリスクっていい言葉なんですけどね。それを実現するのにどのくらいの費用がかかることやら。。。

 

リスクを適切に見積もることのいかに難しいことか。。。。

人にはリスクを見ないようにしたり、あるいはリスクを過大に見積もろうとしたりする、心の偏り(バイアス)が生じるのです。

 

あと、失敗を過敏にたたくとその背反として隠蔽を生むと。

小さな失敗を過剰に叩く文化は、必ず失敗の隠蔽を呼び、問題の根を深くします。

また、失敗を許さない社会は、新しいチャレンジをしにくい社会でもあります。 

 つまり、多少の失敗はめをつむることが新しいものを生み出す社会をつくるというのですねぇ。となると、過剰に反応するのはあまりよくないということですか。。。

 

要は、「正しい知識を身につけた上で、考えろ」――ということです。

この言葉にすべてが集約されている気がします。

 

結局は徹底的にいろいろと知ったうえで判断する。1つの意見を聞くのではなく、複数のことを聞いたうえで実施していく。

そういうのがだいじなのかもしれない。