Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

影響力 その効果と威力/今井 芳昭 ~影響力って大きい。~

影響力って、どうも権力がある人を考えたりしがちです。

ただ、知らず知らずに自分たちもいろんな人に影響を与えているわけで。

 

一方的に要求を突きつけるようなことをした場合、相手に心理的な負担をかけるようなこととなり、次のような反応が起こります。

(a)与え手に抵抗して、わざと制限された行動を取る(ブーメラン効果)。

(b)制限された行動と似た行動をわざと取る。

(c)与え手を低く評価したり、与え手に敵意を示したりする。

(d)自分が自由であることを諦める。

つまり、あえてサボタージュに近いことをしたり、あきらめてモチベーションがさがったりする。そういうのを考えるのであれば、となるとお互いが要求を言い合うような助け合うような関係を造れればなおよい。

よく言われるWin-Winの関係を作るというのが大事なんでしょうねぇ。

 

手抜きが発生しやすいのが次のようなとき。こう思うと、結構することの難易度やら面白さというのが影響を与えているわけで。。。

そう思うと、結構おそろしいです。

 こうした社会的手抜きに関する諸研究の結果に基づいて、社会的手抜きの生じやすい条件をまとめると次のようになります(カラウとウィリアムズ、1993)。

(a)行為者にとって課題がつまらなく、重要でない。

(b)課題が簡単である(多くの努力や技術が必要とされない)。

(c)行為者の作業量が個別に測定されない。

(d)各行為者がまったく同じ課題を行う。

(e)一緒に課題を行う他者が見知らぬ人である。

(f)自分以外の他者の作業能力が高いと期待される。

(g)男性である。

(h)西洋文化圏である。

 

 一番恐ろしいのがこちら。

みんなで同じ作業。誰かが、みんなが手を抜く。なかなか終わらない。

 人が足らないから人を入れて、一気に片付けようと思っても、人数が増えるとみんなが手を抜くという。。。

そう思うと、人をいれるにしても、仕事の内容を分けたりして、各人に仕事の意義をあたえていく。そういうのが大事なのかも。

 

 

コミットメント(関わり)をもつことで、行動が決まってくる。

それが自分なのかもしれない。

(ⅰ)他者が確認できるような状況で、行為者にある行動を取らせること。

(ⅱ)その行動が何回も繰り返されること。

(ⅲ)その行動を中断することはできないと行為者に思わせること。

(ⅳ)行為者にとってできるだけ手間暇(コスト)のかかる行動を取らせること。

(ⅴ)自由意志でその行動を取ったと行為者に思わせること。

 つまり、日ごろからやっていることをついついしてしまうこともある。

そう思うと、そういう心理状態になっていってるんだなとも。。。

 

ざっと書いてみましたが、結構影響力って受けているんだなとも。

それが他人でもあり、自分でもあるという。。。

 

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